Hello, my mars.

ジャニオタ備忘録(語るタイプ)

You Shall Go To The Ball, CINDERS!!〈ソーホー・シンダーズ ACT1〉

 ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』のシーンごとの感想です。ACT1。

 

※後の展開を知ってるテイで書いてる部分があるので、基本的には見た人向けかも
※シーン名はテキトーにつけてます
※一回だけ○○な回があった、とかは自分が見た公演の範囲の話です
※一幕分だけなのに読むのに体力を要する長さです(約2万字)

以上ご了承の上お読みいただけますと幸いです……!パッションだけしかない!(思いついたら随時書き足してるかもしれません)

 

 

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明日とか未来のことを 好きになりたいな少しでも〈はやしくんのはなし〉

2019年3月31日。あの日から1年が経ちましたね。言わずもがな、林翔太さんが所属グループ宇宙Sixから脱退することを表明してから、の1年です。

1年前のわたしは、「わたしは今日のこの日を、生涯忘れないことでしょう。」と綴りました。そうですね、とりあえずこの365日、忘れたことはありません。というわけで、昨年と同じように、今の想いをここに残しておきます。

 

 

まず現状から。

今はすごくすごく、すっごく楽しいです。一番の理由は現在進行形で『ソーホー・シンダーズ』の公演期間だからです。(3/31大千穐楽!)(なんて持ってる男なの林の翔太氏)ほんとうに最高の作品に巡り合ってくれたな、と思います。1年前は悲しくて泣き腫らしていたことが嘘みたい。嘘じゃないですけどね。

 

作品のことは別の機会で語るとして。今、きょう、2019年3月31日、わたしが楽しいと言えるのは、この1年のはやしくんの歩みがすてきなものだったから、に他ならないと思っています。公演期間だけの刹那的なものではなくて。役者をやると言って巣を飛び出したはやしくんを追いかけ続けた1年間。『ロジャース/ハート』『デルフィニア戦記』『ソーホー・シンダーズ』どれも良い作品、少なくともわたしは好きだと思えるもので、役どころもすべて好き。ダンスや歌のみならず、ピアノやタップ、女性的所作、性差……作品ごとに挑戦が伺えて、それをクリアしてメキメキと進化していくところを見せてくれたのも。なんていうのはJr.担の性なんでしょうか。

とにかく充実してたかなって。(やる方も見る方もw)web連載が始まってくれたのも大きかった。歌舞伎の時は、月一の配信がないのも慣れたよ……なんて言ってたのに、今では1日更新がないだけで、どうしたー?って言ってますからね。w 分からないものです。

そういう風に充実したお仕事をどんどん自分の手にしていってくれたはやしくんに感謝しかありません。正直ここまでのことは想像できなかったから。2年目も大いに期待したいものです。

 

今が楽しい。だからといってすべてがチャラになったかといえばそうではない。わたしが見たかったものは、もう二度とはやしくんに回収してもらえることがありません。それは、この先どんなに活躍して、コンサートもやって、もし新しく寄り添い合いたい仲間を見つけたとしても。時がたってわだかまりみたいなものがもっと溶けて、一緒にステージで歌っちゃおうよ!みたいなことになったとしても。いつの時代も彼と彼らに夢を見ていたし未来を信じたし。これは刷り込みみたいなもので、眠りの中で見る夢に出てくるはやしくんは大体キラキラの衣装を着てコンサート会場で仲間と歌ってて、わたしはまだその形をはっきりと覚えています。たかが1年で忘れられるわけがないし、何年経っても見た夢を思い出すんだろう、という気がしています。

 

それでもいい、と思っています。でもって今はそれよりも見たいものがあります。

 

はやしくんが見る夢を見たいし、はやしくんが叶える景色が見たい。

それはもしかしたら、全部が全部わたしの「見たい」とは一致するわけじゃないかもしれなくて……というか、現に1年前は一致していなかったわけで。でも、それでもいい。わたしの空想を叶えてもらわなくたっていい。回収なんてしてもらわなくていい。どんな夢も景色も、一致しようがしまいが、そこにはただひとり、はやしくん、彼がいなければ何の意味もないから。誰よりもはやしくんの夢のが最優先で、そこで笑ってるはやしくんが大事なんです。あわよくば、願う先を同じにしていけたらいいな、なんて考えもありますが。きっとずっと分かってたことを、この1年で改めて考えることができたんだと思います。

冷たい言い方に聞こえるかもしれないけど、諦めでも、妥協でもない。おたくがタレントに「わたしの夢を叶えて」と思うことは、何も悪いことじゃなくって、期待をかけるなってわけでもないんです。(未来への期待はめちゃくちゃしています。)みんながみんな思い思いのスタンスでいたらいいし、わたしはわたしなりに、はやしくんへの好きを貫きとおすスタンスはここだ!っていうのを見つけただけの話で。

 

『ソーホー・シンダーズ』真っ最中なので、そんな感じの話になってしまうけれど……。劇中で、はやしくん演じるロビーが言うのです。「きみはそれでいい、って言ってくれる人*1」に出会いたいって。それだ、って思った。わたしがなりたいオタク、それだ、って。自己満かもしれないし、っていうかオタクなんて活動のほぼすべてがエゴだけど。それでもわたしははやしくんに「きみはそれでいい」って思えるオタクでありたいのです。お芝居の道を究めていっても、役を纏わない林翔太としてのステージを考えていても、共演者とのエピソードの薄さがオタクに心配されるほどの人見知りでも、ファンの声に耳を傾けすぎても、ちょいちょい悩んでいても、「きみはそれでいい」!

生きてる以上変わらないものなんてなくて。この、脱退からのソロ活動に絞っても、武道館でグループのコンサートやりたいって言ってても芝居に魅せられてひとりの道を選ぶし、「お芝居」を強調したけどほかのステージの可能性も考えるし、きっとこれからもそういうことってあるんだと思います。でも、過去の発言をかたくなに守ることだけが立てるべき操じゃないでしょう。わたしは(これははやしくんに限らずだけど)変わっていっていいと思っていて、見てるほうは切なくなったりもするんだけど、何かやりたい!という衝動と出会ったときに、そういうのに囚われて手を離してほしくなはいんです。

変わっていくはやしくんが好きだ、っていうのは、前にも書きましたね。でもどんなに変わっていっても、変わらないし変われないものってある。それははやしくんが「林翔太」でいることです。誰でもない29年を生きている彼だということです。優しすぎるよってくらい優しくて、ド真面目で、ピリッとした毒も持ってて、お顔がかわいくて、声がきれいで歌が上手で、ダンスがしなやかで、物静かで積極的でもないのにいつの間にかいろんな人に囲まれてる。志が変わっても、技術的向上や精神的成長があっても、ありとあらゆる魅力を武器にして輝いてるということは、変わらない。「変わっていくこと」「その中にある変わらないこと」コアもそれを内包するものも、どっちも愛していきたい。

それって、1年前の記事で書いた「わがままに生きて」と考えてることとしてはあまり変わらないんだろうな。わたしも大概進歩がない。ただ、そう思って1年を見てきたけど、結局彼はものすごくファンに優しいし、自分にも人にも気を使うし、「みんな」に向けた発信を忘れないし、どうしたら恩返しできるかなとか喜んでくれるかなとか相変わらず言うので、わがままにっていうのは無理なんだろうな、という結論に至りました。だから、「きみはそれでいい」って言いたいのです。素敵な言葉に出会わせてくれた作品にも感謝を。

 

ダンスも歌も大好きだけど「お芝居」と向き合いたい。

なんて言われた日には泣きましたよ。わたしも向き合いたいなんて利口なこと言ったけどいやいやあなたのダンスも歌も芝居と天秤にかけられないほど好きなんですけどどうしたらいいですか!!!?!?!?!って。その年のJr.カレンダーのプロフィールで、「歌ってるのと踊ってるのと演じてるのとどの林翔太が一番好きですか?」って、そのときはもう心決まってたんだろうしわたしたちに答える術はないのに、それでも聞いてくれた、彼の弱さでもあり、こちらの愛情を深く理解したうえでの優しさだったんだとわたしは思っています。脱退表明の一文はきっと、それほどのことを書かなければ、自分の芝居にかける情熱を表明しなければ、旅立てない、と思っていたのかもしれませんね。なんてことを今になって想像してみる。ただの想像です。

でも今のはやしくんは、ダンスも、歌も、お芝居も、全部を抱きしめて、全部を発揮するステージに立っている。ミュージカルを見に来た、それまではやしくんを知らなかった人も、全部魅力的って言ってる人がたくさんいて(サーチすな)(だってソーホー期間めちゃくちゃ楽しかったんだもん……)、それってめちゃくちゃすごいことだし、ひとつにしなくてよかったね!ていうかよかった~~~!って心の底から思います。もちろん、「ダンスも歌も~」に込められた意味は芝居的なことじゃなくてアイドルのコンサートであるっていうのは分かってるけど、そこで培ったのも、本筋の俳優さんじゃ得られない経験で、全部はやしくんの持ち物だから。これからも大事にしてほしい。

……まぁ、後の雑誌で、事務所の人に「もうコンサートも歌って踊ってもできなくなるよ?」って言われて「歌と踊りはミュージカルでできる、ミュージカルに出たい」って言ったらしいことを知るんですけどね……いやはやしくんそういうとこ~~~~!!!!って笑いました。好きです。

 

ひとりになるのか、グループのままでいるのか、そのどちらがよかったかは、まだ分かりません。はやしくんの出た作品と宇宙Sixの出たコンサートの期間が被っている、という事実はあります。といって宇宙Sixのメンバーが演技仕事を受けられないというわけではありません。グループだからやりやすいこと、ひとりになったからできること、一長一短のような気がして。もちろんそれだけで判断できるものではない(そもそも訣別は損得じゃないので)ですが……。彼も彼らもまだ道中もいいところなので、わたしはまだ、しばらくは分からないってことにします。

ただ、それぞれが進みたい道をちゃんと歩けること、歩けていることを願うばかりです。

 

 

 

宇宙Sixの船を降りたくないという話もしてましたね。振り返りとして外しておけないと思いつつこっちのほうがあまりうまく言える自信がありません。。。

結論から言うと船からは降りました。どんなに彼らが美しい星を描いても、そこにたったひとつ開いた穴を探そうとしてしまうから、乗っていられなかったんです。実際穴はありません。本質は、穴が見たいという極めて悪質な感情なのかもしれません。そんな気持ちを抱えたまま、加速する船に乗っていてはいけないでしょう。あんなにすてきなひとたちなのに。

じゃあ嫌いになったのか?といえばそうでもなくって。コンサート*2も個人の舞台も動画も見てます。義務感でも誰かの付き添いでもなく、自分が見たいから見に行ってて、これはファン感情にほかなりません。5人とも好きで、宇宙Sixが好き。距離感は変わっちゃったけど*3、遠のいたな、みたいなさみしさはない。ずっと、見てきたものがすべてだし、すべて自分の目で見て受け止めていくことが最良だと思っていました。でも、いまちょっと無理……ってなって離れてみると、意外とそうでもないことに気づきます。無理して見続けて心がささくれ立つよりも、自分の中での距離感を探してそこから眺めているほうが、彼らのことを好きになれる。もちろんそこで、本腰入れてる担当さんたちと同じ目線で見るってことはできないし、都合よく同じ気持ちを共有しようとは決して思いませんが。

うまく言えないな。好きを維持する方法じゃなくて、好きになる方法なんです。わたしは5人の宇宙Sixを好きになりたいと思いました、そこからだったから。そのためには距離をはかる必要があったんだと思います。船の内部で、ゼロ距離で乗り続けるんじゃなくて。

サマパラ行って、やっぱりShineを歌う5人は最高にかっこいいなーと思って、選び続けているひとたちの輝きは何にも代えがたいと再認識しました。これからもコンサート行きたいし、でっかい会場になってうわチケット当たんねぇ!!とか言っていたいですね。彼らが叶える景色が見たい。わたしの夢じゃなくて。

これからの彼らにとって、望むままに輝ける未来がやってきてほしい。個人としてもグループとしても……言える立場じゃないかもしれないけど。ほんとうにほんとうに願っています。

 

 

今年も東京は桜がきれいに咲いています。1年前も満開でしたね。そしてこの先も、そんな風に春を迎えていたいものです。そうやって、今のはやしくんも、未来のはやしくんも好きでいられるオタクでありたい。薄桃色と、映える空の青さに願いを込めて。『ソーホー・シンダーズ』大千穐楽!いってきま~~~~~す!!!!!!!

2019年4月1日もよろしくね、はやしくん!

 

僕はここにいる すでにもう奇跡

花が咲いているよ

 

きみはそれでいい! 

 

 

 

おわり。

*1:ロビーはゲイで性的マイノリティであるが故の差別に晒されているし、階級社会の中で貧困に喘いでいるから。みたいな背景があります。

*2:バック仕事は6人時代も3人時代もあんまり追えてなかったので結果変わらずです笑

*3:具体的には、連載のチェックは気が向いた時で読み逃しもある、とか、雑誌は基本買わない。とかですね。割ける労力が変わりました。

『ソーホー・シンダーズ』に行こう!

※熱意だけで書いています※

※3/23 情報を地方公演向けにアップデートしました※

※4/6 全公演終了いたしましたが、こちらは再演があったときのためにも残しておきます。(記事としての最終更新は3/23のままです)※

 

 

今回の記事、タイトルの通りである。

単刀直入に言おう。

 

みんな!ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』を見に行ってくれ!!!

 

お前がそんなに声を最大にして叫ぶ『ソーホー・シンダーズ』とは何ぞや?と思う方もいるかもしれません。*1

『ソーホー・シンダーズ』は3/15現在、東京・よみうり大手町ホールで上演中のミュージカル舞台です。イギリス・ソーホーで初演され、日本版はこのたび初上演。主演はこのブログでは言わずと知れたジャニーズJr.林翔太くん。共演……お相手役は松岡充さん。

詳しくはこちらをご覧ください。

公演詳細 | StageGate [ステージゲート]

ロンドン・ソーホーで洗濯屋を経営するロビー(林翔太)は、店のオーナーである義理の姉妹クローダ(菜々香)とダナ(青野紗穂)にしばしばいじめられ、家賃を上げられて追い出されてしまう。
お金に困ったロビーは、経済界の大物ベリンガム卿(大澄賢也)から援助と求愛を受けるが、ロビーには密かに本命の恋人がいた。お相手はロンドン市長選立候補者のジェイムズ・プリンス(松岡充)である。
ある日、ベリンガム卿から、高価な衣装やお金を贈られ、とあるパーティーに招待されたロビー。彼の洗濯屋で働く親友のヴェルクロ(豊原江理佳)や、自転車リキシャ屋のサイドサドル(マルシア)の応援で、夜中の12時に会場を抜け出す作戦を立て、気乗りしないままパーティーへ出向くことに。しかしこのパーティー、実はジェイムズの市長選資金集めのためのもので、ロビーはジェイムズと会場で鉢合わせてしまう! ジェイムズを支えるフィアンセ・マリリン(谷口あかり)、彼の選挙本部長のウィリアム(東山光明)、その助手サーシャ(西川大貴)らも絡んで、ひとたび大スキャンダルとなり……!?
主人公は男性、相手の王子様も男性(!?)
そんな二人が「本当の幸せ」を見つける、新しいシンデレラ・ストーリー!!

(公式HPより)

このミュージカルがほんとに……ほんっとによくって……。今までたくさんお芝居を見てきたし割となんでも楽しめるタイプではあるんですけど、こんな気持ちはじめて!!というくらい、大っ好きな作品になってしまいまして……。

「いや!全人類『ソーホー・シンダーズ』見よ!?」という壮大な気分になった今。なんと。まだ公式でチケットが買える。となればこの気持ちぶつけるしかない!!ということで『ソーホー・シンダーズ』オススメします。

普段は長文ポエマー(笑)なのでステマとかめちゃくちゃニガテだしシートとかも作れないのですが、ただのエゴで文章を書ききっています。「長ったらしいのは嫌いだよ!」という方は、すっ飛ばして↓の〈チケットを買おう〉を押してくださいね。

 

 

オススメ、ということでいくつかターゲットを絞ってみました。当てはまる人いるかなぁ。あらすじ程度にネタバレしているので嫌な人は何も見ずに↑の〈チケットを買おう〉を押してくださいね。

前置きをさせてください。記事の性質上、動機を項目化しましたが、見に行く理由はなんでもいいと思っています。真面目でも不真面目でも、下心でも、救いがほしい、とかでも。観客席に座って作品を受け取るのは、他でもないあなたでありわたしだからです。

長くてすみません。(ここからも長いです……)では参りましょう。

 

 

こんな人にオススメ!『ソーホー・シンダーズ』 

 

ミュージカルが好きな人

言わずもがな!この作品については、めちゃくちゃ派手なセットや仕掛けがあるわけじゃなく、メインキャスト10人のみという少数精鋭*2が体ひとつで歌って踊って、全身から感情表現をしているイメージ。だから観客はそれを、余分な飾りなく、ダイレクトに受け取れる。そんな気がします。

とはいえわたしはミュージカルに詳しいわけではないので、あまり語る言葉を持っておらず……こちらをご覧ください。

www.youtube.com

(主演のロビーさんは諸事情で声入ってないんですけどネ……!)

たった10人、だけどそれぞれに個性があって。みなさん多かれ少なかれミュージカルの経験がある方々ですが、たとえば林くんはジャニーズのアイドル。松岡さんはロックミュージシャン。他の方も歌手やアーティスト、ダンサー、劇団四季のご出身etc…いろんなジャンルから集まっているところが、ごちゃまぜのソーホーの人々に重なるようで、そんな部分からもこのキャストあってこその”ミュージカル”を楽しめるのではないでしょうか。

 

BLが好きな人

”ボーイズ・シンデレラ”と謳うこの作品。あらすじを読めば分かるように、ロンドン市長を目指す富裕層の男性・ジェイムズと、被差別地域に住む貧困層の青年・ロビーのBLが物語の中心です。年の差・格差ラブであり、ジェイムズには女性のフィアンセが、ロビーには女の子の親友がいて、ロビーとジェイムズは誰にも言えないひみつの恋人で……あれなんか読んだことあるぞ……!おまけに(重要ですが)ロビーを経済的に支援し求愛もするおじさまは経済界の重鎮であり貴族、しかもジェイムズの市長選のスポンサーでもあり……あれなんか読んだことあるぞ……!そんな感じで設定はモリモリですが、果たして恋の結末やいかに?

HPを見ていただければ一目瞭然ですが、ビジュアルは申し分ないです。林くんはころっころの仔犬様でかわいい。個人的には松岡さんが年齢とは……?となるほどに不老のお顔*3でイッケイケなので、天然で純粋で迷いを抱えるジェイムズ*4になるのか……?とちょっとだけ疑ってたのですが。舞台に立たれると、市長候補としてのキリッとした姿と、ひとりの男として情けなくも愛おしい出で立ちで、見事なジェイムズを演じられていて。ナマなこと言うてホンマすんませんした……となりました。恋人繋ぎもハグもキスもあるぞ!

BLはちょっと……という人も

とはいえ、差別でもなんでもなく、作品の嗜好としてBLが苦手、という方もいると思います。無理にオススメはできませんが、そういう人にも見てほしいなぁ、とわたしは思います。

この作品は確かに主人公たちのBLが中心ではありますが、描かれているのはそればかりじゃないからです。中心人物である四人にフォーカスしても、ロビーはゲイ、ジェイムズはバイセクシュアル、ロビーの親友・ヴェルクロとジェイムズのフィアンセ・マリリンはストレートの女性。*5マリリンはパートナーとしてジェイムズを愛しているし、ジェイムズにもマリリンへの愛があります(え!?でも!?と思う方は舞台を見てね)。そしてロビーとヴェルクロの唯一無二の愛情に心を動かされる人も多いはず。様々な性的指向と関係性の中に、それぞれの「愛」が丁寧に描写されています。だから見てほしいな。

裏を返せば、BLは大好きだけど異性愛はなぁ……って人にも……というか、何かしら「愛」が好きな人ならみんなに見てほしい。みんなに見てほしい。(大事なことなので)

 

『シンデレラ』が好きな人

SOHO CINDERS=ソーホーのシンデレラ。時代を現代のソーホーに、主人公を男性に置き換えたからといって、”シンデレラ”を謳うからにはそのオマージュが作中あちこちに出てきます。実母を亡くし義理の姉たちに虐げられているロビーはまさしくシンデレラ。貧困層のロビーが縁遠いはずのパーティーになぜか招かれ、高級スーツに身を包み、リキシャで夜の街を駆ける――わたしは自分の好きなジャンルや作品*6が他作品でオマージュされていると、おほ……(嬉)ってなるので、同じ思考の方にはオススメです。

オマージュ、とは言っても、ただそれらをなぞっただけの作品では決してありません。今作のシンデレラがどんなエンドをつかむのかは、『シンデレラ』を知っているだけでは想像できないかも。ガラスの靴を履けるのか?王子さまは落とした靴を見つけてくれるのか?ファンタジーではない世界の魔女は誰なのか?ぜひ劇場でお確かめください。*7

 

日常の中に悩みを持っている人

生きていれば必ず直面する”悩み”。きっと多くの人が、多かれ少なかれ持っている持っているものだと思います。それは、解決の先にある「こうなったらいい」「こうなりたい」という”望み”につながります。

登場人物は全員、それぞれに夢や望みを持っています。野望とも言い換えられるはっきりしたものから、結実のプロセスまでは見えない漠然としたものまで。なりたい自分、迎えたい明日。ロビーやジェイムズはもちろん、物語の中でヒールと位置づけられる人たちも、みんなが人間らしくもがいているのが、この作品の大きな魅力であるとわたしは思います。

SOHO=狩りをするときの掛け声が語源、であるように、声を上げて”望み”に手を伸ばすキャラクター。そんな彼・彼女たちから、何か得られるものがあるかもしれません。

 

林翔太くんが気になる人

何をためらってるんだ!!!!見てくれ!!!!

滝沢担三宅担大野担!その他お世話になっている先輩担!滝沢歌舞伎や嵐コンその他のステージで今まで培った技術をいかんなく発揮した林くんの歌って踊る姿、そしてそれだけじゃない、普段から彼が言っている「活躍することが恩返し」「成長した姿を見せたい」がそのまんま見られるのは!今!『ソーホー・シンダーズ』です!!(ファンは先輩じゃないがそんなことは今置いておけ!)

SnowMan担その他後輩担!普段のしっかり者で落ち着いていて頼れるお兄さん*8滝沢歌舞伎的には”名番頭”である林くんの、めちゃくちゃキュートで超絶プリティな姿に「林くんって……こんな顔もするんだ……」ってドキドキしてくれ!(ファンは後輩じゃないがそんなことはry!)

宇宙Six担も……もしよければ……見てくれ!!ちゃんとやってるから!!

いやほんとは担当とか関係ないんだ……ジャニオタもそうじゃない人も……史上最高にかわいい新星ミュージカルスターを……見てくれ……っ!!!!

そう、ロビーという男の子になるために心身をピュアに染めた林くんは今、史上最高にかわいいのです。ロビーだけでない林くんそのものの性格も丸ごと気に入られ、共演者の方々に「仔犬みたい」「清潔感があってぎゅっとしたい」「女の子みたいにかわいい」と言われ続けている林くんは、普段でもめちゃくちゃかわいいのに、言葉の相乗効果で信じられないほどかわいくなってしまっています。もちろん、見どころはかわいさだけじゃない!歌も踊りもお芝居も、素晴らしくスキルの高い共演者の方々に囲まれ、追いつけ追い越せとばかりに元々備わっていたその才能をさらに開花させています。そのきらめきたるや、筆舌尽くしがたい。ぜひ劇場で浴びて!!!お願い!!!!

 

オススメ、といえば、直接の舞台のことではないのですが。開演前に掲載された演出家・元吉庸泰さんのインタビュー記事がとても興味深くて素敵なので、ご観劇を迷われてる方にも読んでいただきたいなぁと思い、紹介させていただきます。こう言うのも失礼なほど当たり前なんですがとっても理解の深い文章で、その柔らかさと真摯さが実際の舞台にも現れていて、元吉さんの演出で見られてよかったなぁと思う日々です。

magazine.stagebook.jp

 

チケットを買おう

 

公演スケジュール

  • 東京@よみうり大手町ホール 上演中~3/21
  • 大阪@森ノ宮ピロティホール 3/23-24
  • 金沢@北國新聞 赤羽ホール 3/26-27
  • 愛知@刈谷市総合文化センター アイリス 3/28
  • 神奈川@やまと芸術文化ホール メインホール 3/31(Last)

※詳細は公式HPをご参照ください。
公演詳細 | StageGate [ステージゲート]

東京は最終日まで休演日ナシ。日付を選ばない!東京公演は終了しました。

しかし、まだ地方公演がある!全然間に合う!いける!!

 

そうと決まればチケットを買おう。

ここまで全部読んでくれた方、飛ばし飛ばしで読んでくれた方、全部すっ飛ばして来てくれた方、すべての方にありがとうございます。もうここまで来たということは、あなたは『ソーホー・シンダーズ』が見たいんだと思います。見たいでしょ。見るしか……って感じでしょ。よし。チケットを買いましょう!

冒頭でもお伝えしたとおり、各所でまだチケットが買えます。こんなにラッキーなことはないでしょう。

何回も貼ってしまいますがwチケット販売の詳細は公式HPをご確認くださいませ。

公演詳細 | StageGate [ステージゲート]

以下はHPの情報をもとに主な購入方法を抜粋したものになります。まず、チケット取り扱いサイトです。

※詳細はHPをご確認ください。また、店頭販売状況等は分かりかねます。

  • 会場・当日券

各公演、開演1時間前より販売。
※東京公演時の案内です。地方公演での実施は分かりかねます。
→大阪公演は当日券販売を行うようです。他地方もあるかも……?
※当日の販売状況、その他ご不明点は主催様に問い合わせるのが確実かと存じます。公式Twitterでも案内があります。

 

(公式を案内した後だと大声では言いにくいですが、オタクはほら、チケットの手に入れ方をたくさん知っているでしょう……おけぴとか……Twitterとか……)(公式から買えればそれが一番だけど、個人的には高額転売に手を出さなければきっかけはなんでもいいと思ってます。あくまで個人的にね。任せます。)

 

 

ありがとうございます。長くてすみません。熱意しかない記事ですが、誰かにとって何かのきっかけになれば幸いです。

『ソーホー・シンダーズ』の物語は、こんなフレーズから始まります。

覚悟決めて さぁ、おいで
めくるめく世界の幕が上がる
M1〈オールド・コンプトン・ストリート〉

今、決められる「覚悟」があるとするならば、それは、お財布から諭吉を一枚出すことではないでしょうか。お釣りも出るし。……なんてね。

 

 

それでも見れない!という人は……

いますよね。いろんな事情がありますもの。見られないのにこんな記事に目を通してくださりありがとうございます。

見たかった、見れることなら見てるのに、そう思ってくださる方がいたら……先述ですが〈SOHO=狩りをするときの掛け声が語源、であるように、声を上げて”望み”に手を伸ばすキャラクターたち〉が劇中にはいます。……ちょっと気持ちがあふれそうなので、わたし、叫びます。もしよかったら、一緒に叫んでみてください。もしよければ。

再演希望ーーーーーーーーーー!!!!!!!

(今から!)(まだ終わってないのに!)(でも早すぎることなんてない!はず!)

とりあえず、劇場にあるアンケートを書くことから始めます。

 

 

おわり。

 

*1:わたしのTwitterから飛んできた方は逆に、ノンストップネタバレマシンと化していてすみません。。。

*2:原版はメインキャストに加え10名ほどのアンサンブルで構成していたそうです

*3:そして林くんもアラサーだなんて知らない人は絶対気づけないだろって感じだし(てかはやしくんここ数年歳とってないよね?)ウィリアム役の東山さんはパンフレットで80年生まれと知って仰天しました……全体的に不老の集まり……

*4:開演前のインタビュー記事などで仕入れた情報

*5:性的指向は劇中の言い方に倣っています

*6:歌舞伎とかですね

*7:ちなみにご観劇された際には、パンフレットのコラムを読んでいただけると、この作品と『シンデレラ』の結びつきや切り込み方への理解が深まること間違いなしです。

*8:いや林くんにいたずらを仕掛けられている自担を見たことある人とかいるよな……そういう人でもあるんだけど……笑