雑記の表紙はグリーン

ジャニオタ備忘録(語るタイプ)

2018年3月31日〈はやしくんと宇宙Sixのはなし〉

いまから書き連ねるのは、すべて、わたし個人の感情であり、誰を傷つけるつもりもなく、誰に傷つけられる道理もありません。ただ、ただ、思ったことを、素直に書きたいだけなのです。という前置きがしたかった。

 

(めっちゃはやしくんと宇宙Sixの話をしますので適宜よろしくお願いします)

 

 

 

 

 

2018年3月31日。林翔太くんが宇宙Sixを脱退しました。わたしは今日のこの日を、生涯忘れないことでしょう。

またかよって話なんですけど*1、半月ぐらい前にネットで出所の分からないうわさが巡ってきて、よせばいいのにやっぱり見てしまって、そこからずっとぐるぐるしていました。……いや、うそです。ほんとうはもっと前から。たかがネットのうわさ、なんじゃそりゃって笑って無視すればよかったのにそれができなかったのは、間違いなく心当たりがあったからでした。もちろん関係者でも何でもないので、事実を知っていたわけではありません。今でも知らないし。だけど、ここ最近のはやしくんの様子とか、ほかも諸々、おや?って思うことが多くって。きっとそうなんだろうな、って思っちゃったんです。まったくだめなおたくだね。でも悪い予感は見事に当たってしまった。

 

はやしくんが宇宙Sixからいなくなってしまうことは、ほんとうにショックです。嫌です。もっともっと、宇宙Sixで見たいものがたくさんあったのに。あれやってほしい歌ってほしい、これから構築されていくグループの中にはやしくんがいてほしかった。未来は確実にあったと思うんだけどなぁ。クリエや湾岸も、それを飛び越えた単独コンサートも。スクアッドのようなグループ主演の舞台も、きっと次こそ!って思っていました。コーティーが熱唱の相方になってくれるのかな、とか。めぐちゃんとよしくんと、これからもっともっと仲を深めて関係性が変わってくるのかな、とか。亮太さんと江田さんと、ぜいから気づけば10周年だねぇ、なんて笑っていてくれるかな、とか。いつか、アリーナやドームのひっろいステージで、はやしくんが歌声を響かせることがあって、何万何千というペンライトが彼のために赤く揺れる景色が見られるのかな、とか。夢ばっかり。夢しかなかった。ずっと一緒に、もっと一緒にいてほしかったよ。

アイドルという仕事がファンを楽しませる・夢を見させてくれるものならば、たくさんのファンが抱いた夢や希望を叶えずして、己の道を進もうとするはやしくんは、もしかしたらわがままなのかもしれません。だって、きっと、たくさんの想いが、手紙に乗ってはやしくんの元へ届いていたはずなのです。ていうかはやしくんのやりたいこと、このまま宇宙Sixにいても叶えられるんじゃないの?って思わないことも、なくて。諸先輩方みたいに、グループに所属しながら役者として大業を成し遂げることは、不可能ではないのだと思います。それでも行くのか。

 

嫌だよ。くるしいよ。行かないでよ。

……でもそれは、わたしの問題なんですよね。わたしが嫌なんです。わたしが見たいんです。わたしがいてほしかったんです。

 

はやしくんはずっと、ずーーーっとファン想いの最高のアイドルでした。年に一度しかない自分たちが主役のステージなのに、自分がやりたい!って思いよりも優先して「ファンのみんなが楽しめることが中心にあるステージになるように」って言ってくれたり。どんなときでも、観に来た人だけじゃなくて、遠くで応援している人たちへの言葉も忘れなくて。「迷ったときは笑顔の多い方に進む」って。連載にはいつも、「みんな」が登場していました。江田さんと亮太さんも、「翔ちゃんの意見はいつもお客さんの立場に立ったもの」って言ってくれてね、ほんとうにその通りで。はやしくんとぜいさんがつくるステージは(宇宙が違うって意味じゃないですよ)、ほんとうにいっつも、わたしたちのことちゃんと分かってんじゃん!って演出の連続だったんです。

宇宙が結成されたときだったと思うんですけど、はやしくんが連載で言ったんです。「自分本位な考えは誰も幸せにしない」って。すごくはやしくんらしい、周りの人々への愛に溢れた言葉だなぁと思いました。

そんなはやしくんにずっと思っていたことがあります。ならば、はやしくんの気持ちはどこにあるんだろうって。はやしくんがほんとうに望むものってなんなんだろうって。だからといってはやしくんのグループに対する気持ちを疑ったりとか、何か猛烈に押さえつけてるものがあるんじゃないかとか、そういうことではないんですよ。人に優しく思慮深いはやしくんは、自分の意見を猛烈に主張することとか、あんまり、なくて。そんなにこちらを思いやってくれなくても大丈夫だよって。自分本位な考えがあなた自身を幸せにすることもあるかもしれないよって。ずっと思ってた。(だからわたしはもっと他に曲あるだろ!って言われてても大野くん曲に固執するはやしくんが大好きだったし、たまに見せてくれる悔しさとか苦しみとかのマイナスな感情が、少し嬉しかったりしたのでした)

 

ファンの夢も、グループの夢も、手放して。はやしくんは、やっぱりわがままなのかもしれません。でも、でもね、そんなはやしくんだから。

そんなはやしくんだから、もっとわがままに生きていいんだ、って、強く思うのです。

 

もし、このまま、はやしくんがグループにいてくれたら。きっとわたしは、まだまだ見ていたい『宇宙Sixのはやしくん』に出逢えて幸せを感じられるのかもしれません。はやしくんもきっと、与えられた場所でその責務をきちんと全うしてくれると思います。でも、その裏で、このツアーにつかなければあの舞台の仕事を受けられたのかな、とか。ほんとうは挑戦したいオーディションがあるけどコンサートも中途半場になってしまいたくないし、とか。彼が思っていたとしたら?それってめちゃくちゃ地獄じゃないですか。はやしくんのやりたいことができないなんて、それこそ絶対に嫌だ。

 

目指すものを見つけることができたんだね。進みたい道を踏みしめる覚悟が決まったんだね。ならば、それでいい。はやしくんははやしくんの望むものを、もっと貪欲に追いかけていい。いろんなものをかなぐり捨ててでも、大事な手を離すことになってでも、ゆきたいのならばそれでいい。わがままでいい。もっともっとわがままに生きて。はやしくんは誰よりも、はやしくん自身の夢を叶えて。誰にも傷つけられることのない、あなただけの、美しい夢なのだから。

 

はやしくんはきっと分かっている、のだと思います。自分の決断が多くの人に影響してしまうこと。がっかりさせてしまうこと。たくさんの涙が流れること。スクアッドの舞台で頑張っている、これからだ!って勢いづいているメンバーに対しても言えることで。はやしくんとメンバーの間でどんな言葉が交わされてどんな想いが生まれたか、その真実を知る術はまだありません。ただ、グループとしての在り方と自分の取り組みたいことをたくさん考えた、迷惑を掛けるわけにはいかない、とwebの挨拶で伝えてくれたはやしくんの言葉が、いまわたしが知りうるグループに対する誠意の全てなのだと思います。

はやしくんははやしくんなりに、宇宙Sixを愛していたのだと思います。結局ダメだったの?とか言うヤツはわたしが心の中でパンチします(急に強火気質を出すな)。湾岸ライブのあとの、グループとしてまとまりがあってよかったって言葉は決して嘘ではない、亀ソロで亀梨くんに学んだというグループの在り方も、理解していたのだと思います。深く胸に刻んで、でも、だからこそ、なんだよね。

 

思います、思います。ばっかりで、ほんとうは分からないことだらけなんですけど。ほんとうにこの決断でよかったのかな?って、部外者だけど聞いて回りたい、くらい、なんですけど。今その答えが分かったら、もっととっくの昔に実行しているんですよねきっと。何が正しいかなんて今出てくるはずがなくて、それは、これから歩む道程で証明していくもので。

こうなってしまうかもしれない、と思ったときから今日まで、感情が同じところをずっと行ったり来たりして、落ち着いたと思ったら騒ぎ立てて、また……の繰り返しで。でも、どんなに往復してぐるぐるしてしんどくなっても、はやしくんを嫌いになれる気配が一向にないんですよ。むしろまだまだしがみついて、はやしくんの行く先を見ていたいなってそればっかりで。笑えるくらいに彼というアイドルを・役者を・人間を、応援したいと思う自分しかいないんです。どんだけ好きなんだよー!盲目オタク怖いわー!って笑うところですよ。

 

ダンスも歌も大好き。でも「お芝居」と向き合いたい。

その想いに、わたしも向き合いたいと思います。マイク握って歌って踊って、そういうことをほとんどしなくなってしまうのかと思うとめちゃくちゃ寂しくて、大好きなはやしくんをひとつ失ってしまうのではないかというくらいに切なくて、でも、わたしは、「お芝居」に向き合うはやしくんのことも大好きなのです。はやしくんは、いい役者です。口跡よく、目線まで繊細で。言葉だけでなく佇まいの芝居も。もし、スクアッドに6人全員で出られていたら。あのときABC座に、滝沢歌舞伎に3人で出ていたのなら。ifは尽きませんが、アンダースタディや有頂天一座、滝沢歌舞伎など、はやしくんの演技の仕事はぜったいになかったことにならないし、したくもありません。だって、いい役者なんですよ。演じるはやしくんはキラキラ輝いているんです。ほんとうに。

 

はやしくん、頑張れ。もう頑張ってるか。文章がもうぐちゃぐちゃでダメですね。この春出逢うはやしくんは新しく進む道を見つけたはやしくんで、きっといまわたしが知っているはやしくんより、もっともっと輝いているのだと思います。期待しています。はやしくんに期待しないほうが無理なのです。

宇宙Sixのはやしくん』今までほんとうにありがとう。短い時間だったかもしれないけれど、素敵な景色をたくさん見せてもらいました。グループの中では控えめであまりしゃべらないけど、前に出ると誰よりも歌がうまくて、その声ですべてを掌握するかのような気品と威厳のあるひと。無限の宇宙に輝く赤い一等星。やまもっちゃんを、えだちゃんを、幸大を、目黒を、原ちゃんを、愛していた人。愛されていた人。どんな選択をしようが、はやしくんが宇宙Sixにいて、宇宙Sixがたしかに6人だったこと、素敵な6人が集まって、何にも負けない最高の輝きを見せてくれていたことは、消えません。思い出の中で、何度でも逢いに行くから。……寂しいね。でもさようなら。

4月1日になったら、きみは『林翔太くん』肩書を持たない、ただひとり。また新しいはやしくんに出逢えるんだね。おはようって言うね。そして、これからも、よろしくね。

 

 

 

宇宙Sixのことも、すごくすごく考えました。これからはやしくんのいたはずの、いないグループを見ていけるのだろうかって。

たしかにはやしくんは脱退しました。でも、わたしは、やっぱり………やっぱり、まだ、宇宙Sixをやめられません!!!!!!!!!!!!(いやお前宇宙Sixじゃないよね?)乗り掛かった舟、いや宇宙船?ロケット?まだ降りたくないんです。はやしくんと同じように……とは行かずとも、まだまだ彼らの行く先も見ていきたいんです。

29、30日とスクアッドを観に行って。そこには体当たりで舞台に挑み、Shineと名の付く歌をうたう5人がいました。最高にかっこよかったです。もうはやしくんの入る隙間ないなぁって思いました。なんていうかね、待ってないんですよね。彼らも、当たり前で、前進してやるぜ!って気迫に満ちている。

なんだかんだいっても、抜けたやつは抜けたやつでしかなくて、5人は残されたんじゃなくて選び続ける人たちなわけで、絶対にやってくれるひとたちなのです。喪失を経験して、乗り越えるひとたちは、絶対にかっこよくなるのです。経験則です。はやしくん担のわたしだと、言葉が余計に軽薄になってしまうかもしれませんが。こちらのこともつよく信じています。

だからこれまで宇宙の現場で会っていたひとたちも、こんなやつでよければまだまだ仲良くしてね!現場誘ってね!なんかもししんどくなったらこっちからすいません……って言うから!(迷惑か)

 

 

……もうここまで長くなったからやけくそで最後におたくもわがまま言っていいか!?やっぱりわたしはずっとずっとずーーーーーっと、しょうちゃんとりょうちゃんとえだちゃんのトライアングルが大好きだよ!!!大好きだったよ!!!!宇宙も大好きだけどこれにはかなわない、ずっと拗らせてしまうほどに3人がだいすきでした。それをぶっ壊すのがまさかのはやしくんっていうね!なんでわたしのユートピアを壊すんだよバカ!!はやしくんのバカ!!!バーーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

でも、バカでいいよ、いままでおりこうさんだったんだもん、バカになって正直に生きなよ。行ってくれ。どこまでも、はやしくんの望む道を行ってくれ。何度もうるさいくらい言うけど、はやしくんが幸せになれない未来は全部うそだよ。はやしくんが歌うことで、踊ることで、演じることで、たくさんの人が幸せにしてもらっているよ。それとおなじくらい、はやしくんの幸せを願っている人が、この世の中にはたーーーくさんいるからね。それを忘れないでね。

 

いつかまた、みんなが笑いあっていられる未来がありますように。きっとあるよね。それぞれの新しい一歩に、幸あれ。

 

 

おわり。

*1:They→宇宙のときはTwitterで動きを知ったんですよ

Beautiful Flower☆Dream Fighter〈2017まとめ〉

こんにちはこんばんは。2017年ももうすぐおわりますね。今年も大変お世話になりました。演劇大賞やろうかな?とか、現場ぜんぶ振り返ってみようかな?とか思ったのですが、結局なんにも用意せず年末へ……というダメダメ具合です。(いや、現場振り返りはやってみたんだけど、作品数の多さと、滝沢歌舞伎の感想がルーズリーフ3枚目に突入しかけたところで力尽きたんだ……)(かぶき楽しかったなぁ……)

 

だからといって何もなかった、というわけではなくて。むしろありすぎた。今年、おたくとしてはほんっとうにいい年だったなぁ、と思うのです。

 

 

大きなトピックとしては、何よりも、宇宙Sixと初対面したこと。あらしに行けなかったので、5月のクリエがそのときでした。これは以前にもブログに書いたけど、この目で見るまではずっとドキドキで。期待と不安がごちゃまぜの複雑な気分でいたけれど、目の前がキラキラで開けた瞬間に不安なんて全部ブッ飛ばされて宇宙Six最高!!!!!!ってなれました。本当にありがたい。

そのクリエは、MADE→MADE宇宙→宇宙Sixで約1週間を占めていて、MADEは2回目の進化を。宇宙Sixは初めてのときめきを。合同はよく知った同志の、それでもカラーの違う2グループが起こす最強の化学反応を。それぞれ見させていただきました。その期間だけ世界の中心は間違いなくシアタークリエだった。

 

4月、滝沢歌舞伎。林くんはこれで9年連続の出演。昨年の大躍進の輝きはそのままに、今年もひとり芝居に挑戦したり、Maybeのはやさくシンメは神懸ってたり。加えてお化粧のトークでは自らを「滝沢歌舞伎の番頭」と豪語(?)して毎日お話を頑張っていました。毎日変わる質問とアドリブトークがあることにより、林くんの手厳しいツッコミとか、先輩にちゃんと可愛がられているところとか、ジャニオタ的に言うとやや強火気質なところとか、いろんな部分が垣間見えたのも、様々なタレントファンのいる客席に林くんを知ってもらえるいいきっかけになったんじゃないかなぁ。二幕のお芝居は昨年と同じ下っ引きでもキャラクターはがらりと変わって頼れる二枚目に。同じセリフも役が変わると声の響きや表情が変わって、この1年で培ってきた芝居のスキルがしっかり反映されていてとっても良かった。

そして今年はちびっこJr.のまとめ役も任されたそうで、それはこちらにはあまり見えないことだけど、滝沢さんが林くんを信頼して任命してくれたことならば、今までに築き上げてきたものの真価がそこに発揮されたような気がします。そう聞いてからはちびっこたちの舞台上の成長がいつもよりちょっと嬉しく感じるというもの。先日発売された雑誌で滝沢さんにより、林くんと年長組担当の深澤くんが今年のMVPに選出されていて、頑張りをちゃんと評価してくれる人は必ずいるんだなぁと思いました。来年も出てくれ~!(欲望)

 

7月からは亀梨くんのソロコンサートに宇宙Six帯同。誰にも真似できないカメナシ・ザ・ワールドはもちろんですが、ソロでありながらKAT-TUNの名前を掲げ続ける意味とか、グループの看板を下ろさずに亀梨和也としての個性を爆発させていることとか、「個人」と「グループ」の在り方を考えるコンサートでもあったなぁ、と感じています。まるっと含め、背負って立つことのできる亀梨くんって偉大な存在だなぁということ。そしてそんな現在の亀梨くんのツアーに、グループ構築中の宇宙Sixがつけたことってとても大きな財産になったんじゃないかな、と思わずにはいられない。

そんな大きなツアーに江田くんがコレオグラファーとして携わったのもめちゃくちゃ大きなトピックです。亀梨コン、ショーとしてもとっても面白くて。数々の度肝を抜く演出が美しく、大胆なんだけど繊細に作り上げられていて、それはつくり手が誰かに関係なく純粋に見て面白い!と感じられるもので。だからこそ誰でもない江田くんがその手のひとつだといういうことが素晴らしい。尊敬に値します。思えばThey武道がコンサートをするようになったとき「マスコットキャラ」「いるだけでいい」と言われていた江田くんが、演出家の才を見出され、広い世界でたくさんの人を感動させるようになったなんて、こんなドラマがどこにありますか。これからももっとたくさんの、江田くんが手掛けるステージを見てみたいなぁ、と思わせてくれた素敵なコンサートでした。

 

8月、ふぉ~ゆ~GACHI開幕。ここ数年、数々の主演舞台を務めてきたふぉ~ゆ~、そのどれもが素敵だったけど、GACHIは特段嬉しい舞台だった。自分たちのやりたいことを具現化し、東宝とともにつくりあげていき、上演する……それはまるで少年隊のPLAYZONEのようだな、と思ったり。ふぉ~ゆ~がまたひとつステップアップしたというか、新しいステージに登った、というか……と思っていたら11月からの地方公演の際に飛び込んできたJr.を取ったとのお知らせ。*1肩書からしてほんとに登ってた。ふぉ~ゆ~の勢いが止まらない。

この舞台の何がすごいかって、ふぉ~ゆ~が制作陣にめっっっっちゃくちゃ愛されていることを、舞台上からこちらにありありと投げられることなんですよね。「ふぉ~ゆ~のどこが好き?」って聞かれたり、「あなたはわたしの夢に翼を与える人」って歌われたり。「何か足りない気はするが」「歌はそんなにうまくないけど。あと顔も……」なんてすごい失礼なんだけどwそんなことばにすら愛が滲みまくっていて。そんな舞台ある!!??でもそれもひとえに、ふぉ~ゆ~が今までのお仕事で培ってきた信頼関係の成すものだと思うので。そして客席もそのすべてにいちいち同意する。そんな舞台の上で『これがふぉ~ゆ~ 俺らのやり方!』と高らかに宣言されてしまっては、もう。

 

11月には湾岸LIVE。まさか年に2回も単独のステージがあるなんて。二度目ましての宇宙Sixは、クリエのときよりも確実にグループになっていて素敵だった。MADEは見るたびにコンサートの作り方がうまくなっていて、「お客様満足度№1」の文句をほしいままにしている。

 

同じく11月、桃山ビート・トライブ。亮太さんとめぐちゃんの初主演、そして健ちゃんの初外部舞台出演作品。「武力ではなく音楽で世界を変える」と奮闘する若者たちの物語は、エンターテイメントを愛する客席にびしびしと刺さりまくったものでした。芝居を見るという目的で集まっている以上客席の殆どは、事の大小はあれど、エンタメに世界を変えられた経験があるわけで。もし、藤次郎たちが実際に存在し、傾き音楽で世界を変えていて、その未来が今だとしたら?もし、400年以上先の未来で重要無形文化財となった歌舞伎をたどった源流に、平信や成太がいたとしたら?そんなことを公演中何度も考えました。それくらい熱量のある、すてきな舞台だったなあと。

亮太さんと藤次郎は相互に「そのもの」という感じがして、アテ書きじゃないのが嘘だと思えるくらい。引き合わせてくれたすべての運命に感謝したい。そして亮太さんは、やっぱり、魂で芝居をする人。心ごとぐぐぐっと引き寄せられる。「踊らない山本亮太も楽しんで」と言っていましたが、一心不乱に三味線を鳴らす亮太さんは魂ごと踊っているようだった。めぐちゃんは、どうしたらそんなに真っ白なまま舞台に立てるの!?というくらい、イノセントな存在で尊かったです。初日の第一声を聞いた瞬間、千穐楽のめぐちゃんに会いたくなった。見るたびに小平太になっていくめぐちゃんのひたむきな役者姿勢に愛おしさが増すばかりの公演期間でした。健ちゃん平信は出番こそ短いものの、物語の確実なエッセンスになってくれる三の線。かと思いきや豪快なアクロバットで客席の度肝を抜く、まさに舞台の華、だったように思う。カーテンコールで誰よりもぴっしり揃えられた踵に普段のMADEを見て、グループを背負って舞台に立つ健ちゃんの心意気が細部にまで輝きをもたらしていました。

 

その他、嵐があったりNEWSがあったりえび座があったり、ふぉゆはSHOCKとか23階再演とか、ドラマとかテレビとか諸々。そして嵐とキンキは来年までの現在進行形。いやーいそがしい!いそがしいですね!しかしながら、抜き出したいトピックだけでもこんなにあるなんてすごくないですか。今年はほんとに活躍の場が、例年以上にたくさんあったように思います。そのぶんおたくも忙しく動き回れましたw

 

 

年2回もライブがあって。初主演や初出演があって。演出家やまとめ役など、周りの人に信頼されてこその仕事があって。原案舞台を、自ら主演して。こんな未来がやってきたのか、という、大きな喜びに何度も包まれた1年でした。だってさぁ(ってよく言っちゃうけど)、数年前の自分にこの事実を伝えても、きっと夢だと思ってそのまま目を閉じてしまいそうで。でも嘘じゃないよ。全部全部、彼らが引っ張ってきてくれたものが、現実で輝きを放っている。

華々しくデビューするとか、大記録を打ち立てるとか、若くして推されまくるとか、いろんな形があるので、正解は決して一つじゃない。煌めきの影には想像を絶する失敗や絶望が存在するのかも知れなくて、だからどれが一番いいとかはない。ないんだけど、ないからこそ、下積みとも受け取られるようなJr.の活動を、ずーっと諦めずに、手放さずに走ってきた人だけが作り出すことのできる世界が、見出すことのできる正解が、あってもいいんじゃないのか。

GACHI大楽を見届けた翌日のツイートから抜粋。今年はそのかたちのかけらだったり、道程をたくさん見させてもらいました。完成形だなんて思わないよ。まだまだこれからだもの。

「ジャニーズの花畑の端でちょろっと咲いていたのを見つけてくれてありがとう」そう言ったのは辰巳くん。もちろんこれはふぉ~ゆ~の例えだけど、限らず応援しているすべての方々に言えることは、咲き続けてくれているからこそ見つけられたのだ、それだけがすべてだ、ということ。大地にしっかりと根を張って、咲く力をしっかりと発揮していてくれたから、そこで初めてわたしたちはこの花がきれいって愛でることができる。個人的には、育てている、という感覚はないので、どこまでそれに貢献できるかは分からないけれど。これからも、しっかりお日様を浴びて雨の恵みを取り込んで、きらっきらの花を咲かせてくださいね。と願うばかり。せめて日陰にならないようにしなくては。

 

そういえばクリエのころから、今年のBGMはずっとPurfume〈Dream Fighter〉でした。へこたれず、現状に満足では終わらず、それぞれの夢へ邁進していく彼らは、やっぱり何よりもかっこいいのです。

最高を求めて 終わりのない旅をするのは
きっと 僕らが 生きている証拠だから

ねえみんなが言う「普通」ってさ
なん だかんだっで 実際はたぶん
真ん中じゃなく 理想にちかい
だけど 普通じゃ まだもの足りないの

このままでいれたら って思う瞬間まで
遠い 遠い 遥か この先まで

 

2018年にも、まだまだいろいろ待ってる!とりあえず、有頂天一座があって、スクアッドがある!先のことに想いを巡らせられるのはなんて楽しいことなのか。止まらない彼らに、まだまだついていきたいから、来年も一生懸命おたく頑張ります。

 

今年もこのブログに足を運んでくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。来年も書きたいことができたときにふらっと現れます。何卒よろしくお願いいたします。ではではカウコンに行ってきます三(ノ*'▽')ノ

*1:これを卒業としたいんだけどいいんだよね!?っていまだに疑ってるw

ハローハロー・ワンダフルトゥモロー〈宇宙Six1周年〉

2017.11.11。宇宙Six、1歳のお誕生日おめでとうございます。一年前と同じように思いの丈を残しておく。

 

 

「明日が怖い」と思うことが、何度もあった。一年前もそうだ。事前に届いたよからぬ噂に、それが福音と知る由もなく。明日が来たら、もう、They武道として彼らではない、わたしの愛する形は消えてしまうのだと泣いていた。合同クリエで初めて宇宙Sixに逢えるってときも、ほんとうにわたしの好きと呼応するのか、分からなくて、そのときを迎えるまでずっと不安だった。あんなにキラキラのブログを書いたくせに、もし「違う」と思ってしまったら?応援したい気持ちがあっても、違和感が勝ってしまったらどうしよう、と、漏らす必要のない泣き言をTwitterに吐き出したりもした。*1

 

けれど。それでも。
早く、と身を乗り出す自分がいたのも、また確かだ。

 

どんなに怖くて不安でも、ネガティブな感情が巡っても、その先に待ち受けるものをこの目で見たい!と逸る気持ち。彼らの選んだ世界には、どんな色がつき、どんな光が射しこんでいるのだろう?それを感じたい!とドキドキする心臓。よく知った安心できる景色はもうないかもしれないけれど、結局、彼らの感覚を信じて生きていきたい、と思う心があったから、今日までの宇宙Sixを見てこられたのだろうと思う。

 

宇宙Sixが見せてくれる『明日』は、いつだって輝いていました。

 

合同クリエ、宇宙Sixコーナー。暗闇の中、スポットライトに抜かれ露になった6人のディティール。黒を基調とした衣装に映えるアクセントの金色がつよい光を跳ね、ギラリとまばゆさを見せた。そんな“初対面”、絶対に忘れることができない。一秒で心を奪われた。

単独クリエ。OPのasterisk。まさに宇宙を連想させる青緑の照明に、銀の衣装のキラキラを纏い立ち構える宇宙Six。〈行こう 常にnext stage asterisk描こう〉と歌う彼らに、これ以上最強の幕開けはない!と体が震えた。

亀梨和也くんのソロコンサート。亀梨くんの圧倒的な世界観をバックとして支えながら、セクシーパフォーマンスでは新境地*2を魅せ、さらには演出として先輩のコンサートに携わるという大役をも勤め上げた。コンサートでの『Jr.コーナー』も、彼らにとっては新鮮で。前身のグループでは叶ったことのない景色だった。

コンサート以外にも、舞台やTV番組への出演など数々の新しい仕事。ついには自分たちが主演の舞台まで決まった。正直驚くほどだ。宇宙Sixになったらこんなに仕事が決まるの!!?彼らが集結したことにより生まれた勢いが、たくさんの魅力が、溢れ出して止まれないのだと思いたい。あといくつ寝れば、明日は。そう、心待ちにできることが、今、こんなにも楽しい。

 

松本くんが宇宙Sixにいてくれてよかった。

グループが結成された当初、わたしは、松本くんはまぁ想定内だし……と特別驚きはなかった。それが当然の流れだと思っていた。けれど、そう吞気に考えていられたのは、彼がまったく当たり前なんかじゃない「生き残る」選択をし続けたからに他ならないと、愚かにも最近気がついた。仲間たちが離れていっても、彼だけがその地で踏ん張ったから。今、リーダーと呼ばれ、宇宙Sixの代表として挨拶をする。「マジで幸せしかないんだよなぁ……」そう噛みしめるように言う。その「幸せ」は、松本くんの大きな勝利の勲章だ。どうかそれを、これからも、宇宙Sixで輝かせてほしい。

 

よしくんが宇宙Sixに来てくれてよかった。

グループのお笑い要素を担い、チャンスを見つけては果敢に挑んでくれるよしくん。スベリ芸……!?となることもままありますが笑、さておき、誰でもその役割を引き受けられるわけじゃない。よしくんのひたむきで聡明なところにいつも感心する。何かあれば原、原ちゃん、って、お兄ちゃんたちもよしくんのことをものすごく頼りにしていて、にこにこの笑顔の中心にはよしくんがいてくれるなぁ、ってこちらも笑顔になりながら思う。ダンスが上手だと知ってはいたが、その認識は浅はかだったと感じるくらい、誰をも食らい尽くす勢いで踊りの才を発揮するよしくん。その多彩な多才が、これからの宇宙Sixを引っ張っていくのだろう。

 

めぐちゃんが宇宙Sixに来てくれてよかった。

はじめは口数少なく後ろに下がりがちだっためぐちゃんが、今では喋りすぎてヒートする亮太さんをあやして止めるという荒業(?)を身につけていたり、バラードのとき棒立ち!と笑われていたのが嘘みたいに自然に、かっこよく振る舞えるようになっていたり。20歳の止まらない成長は、見ている側にとっても鮮やか。めぐちゃんは、絶対に誰のことも悪く言わない。弄られがちなよしくんのことを、誰よりも励まして応援するし、お兄ちゃんたちの自虐的なエピソードに、でもそれはこういうことですよね、ってフォローを入れてくれる。めぐちゃんの「愛する力」がとっても偉大で、めぐちゃんを見るメンバーのまなざしはいつもあたたかい。めぐちゃんがいれば、宇宙Sixはずーっと優しくいられるんじゃないかなぁ……って思う。

 

They武道宇宙Sixになってくれて、ありがとう。

2015のクリエで、「みなさんはThey武道のもの。They武道は\みんなのもの/」のC&Rが生まれ、亮太さんが「これからも一生それでお願いします!」って叫んだとき、その言葉の重さに笑いながらも、ほんとうに一生を願ってやまない自分がいた。じゃあ一生それで、あなたたちのままでいてくれ、They武道を見続けられる未来であれ、と。『あの日の未来』は、もしかしたら、ここじゃないのかもしれない。けれど、これでよかった、と思わせてくれたのもたしかに3人なのだ。ちっちゃくってかわいくって、パフォーマンスはクールだけど話すとフワフワな愛おしい3人が、新たに3人と手を携え、色や形を変えていく。変わらないでってあんなに願ったのに、時が止まることさえ考えたのに、今は変わっていく姿にワクワクが湧き出てくる。あのとき足を止めないで、前に進んでくれてほんとうにありがとう。

なんて言っても、やっぱり3人が一緒にいてくれることも同じように嬉しいんだけど。はやしくんと亮太さんと江田さんが並んだときに、They武道だ!って、考えるよりも先に理解する不思議な感じ。ちゃんと宇宙Sixなんだって分かってるんだけどね。感覚に沁みついた好きの気持ちが、変わっていく形の中でも変わらずに確認できること。ほんとにほんとに、その手を離さないでいてくれてありがとうね。これからもよろしくね。

 

一年は、長いようでほんとうに短い。宇宙Sixも、ずっとやってきたように感覚に馴染んできた……ような、でもあれから一年って考えると恐ろしいスピードで時を駆け抜けてしまった気がする。何もないところからはじまった、わけではない、そんな彼らだからこそクリエ・亀梨コン・湾岸と経て、着々とグループになっていく過程が心から愛おしい。個々のクオリティだけじゃない、心が合わさっていくように高められていくパフォーマンスとか。キャリアや年齢の差をちょっとずつ、ぴょんと飛び超えたり飛び降りたりしているのかな?と感じられるMCの雰囲気とか。こうやってひとつになっていくんだ。尊い創造の瞬間を、今わたしは見ている。

 

先日行われた湾岸LIVEの宇宙Six公演。本編最後に彼らが選んだ曲は、嵐の〈素晴らしき世界〉だった。

僕らは泣いて笑ってそれでも明日を夢見てしまう
ありがとう素晴らしき世界

彼らの歌声とともに、それまでずっと会場の壁を覆っていた暗幕が開けていき、一面が光に包まれる。オレンジ色のあたたかい、やわらかな光。闇を抜け夜が明け、新しい景色がやってきた、まるであの日のようだった。宇宙Sixの美しい世界に射しこむ光は、こんなにも優しい。またひとつ、新しい色を知ってしまった。

「これからも一生それで」なんて言っていたはず、なんだけど、「また明日!」って言われた。明日はコンサートないんだけどな。でも、また明日!なのだ。漠然とした遠い先でなく、『明日』。また夜が明けて、きらめきを増す宇宙に、輝く明日は必ずある。

 

〈未来とすれ違う今日〉は。
〈与えられた現在〉は。

〈君が望んでる明日〉であり、〈色を加え塗り描いて行く"近い将来"〉に、きっとずっと、つながっていく。

 

余談だけど。このコンサートの本編ラストが〈素晴らしき世界〉で、EC1曲目が〈Wonderful World〉なのだ。〈これからが素晴らしき世界〉の先が〈動き出せ一歩 はじめようWonderful World〉なのだ。今の宇宙Sixを象徴しすぎていて笑えるくらい。偶然かもしれないけど*3そういうとこ好き。宇宙Sixの素晴らしき世界を、もっともっともっともっとずーーーっとたくさんみせてください!おめでとう!ほんとうにおめでとう!生まれてきてくれて、ありがとう!

 

 

 

 

一年前と同じくはやしくんの話もしておこう。わたしはまったくもって鈍いおたくだから、はやしくんの考えてることなんて全然分からない。けれど、クリエで、湾岸LIVEで、みんなと一緒にステージに立つはやしくんの姿が、今のわたしにとっての全てです。宇宙Sixになることで、悩んだりもした、かもしれない。ファンの気持ちを汲みとるのがとんでもなく上手なひとだから、複雑な思いでいることまできっと分かってくれていたのかもしれないなぁ。でもはやしくんは今、宇宙Sixでいることを選んでる。それをずっと全力で応援したいとつよくつよく思っています。

……っていう書き方をすると、まるで宇宙Sixにいるはやしくんが楽しくなさそうに見えてるの?って感じだけど、そうじゃないです!笑 とくにMCのときとか、今までよりもよりのびのびと、ふわふわ増長?ってくらいに、やわらかいはやしくんを見ていられるなぁ、と思っていて。それはきっと仲間たちにいろんな荷物を預けたり、いっしょに持ったりすることができているから、なんじゃないだろうか。おそらく。はやしくんが宇宙Sixについて雑誌で「ここがホームになるんだなと思った」と語っていたのが印象的で。そこがはやしくんの愛をはぐくむ場所になるのなら、それを選び続けるのなら。はやしくんの明日は、いったいどんな色なのでしょう。「宇宙Sixのはやしくん」1周年、ほんとうにありがとう。これからもどうぞよろしくね。

 

これからが素晴らしき世界
Hello, Hello, My New World, Hello, Hello, Sing a Little Song

 

*1:あのときそのときでお世話になった方々、ほんとうにありがとうございました。

*2:異論は認めん。w

*3:亀コンのECでもあるしね