雑記の表紙はグリーン

ジャニオタ備忘録(語るタイプ)

君にGive up!

PLAYZONE 1986‥‥2014 ★ありがとう!~青山劇場★』を観劇しました。

 

この夏の林翔太くん。「わがままな君」だし、「悪いウルフ」だし、「罪作りな人魚」だし、「誘う君」だし、だし、だし……とにかく困りました。そこに魅力がありすぎた、でもひとつも無駄がなくて、単にわたしの処理能力の問題です。どうしてそんなにかっこいいんですか?いちゃもんもつけたくなるような、止まらない勢いのはやしくんの話をします。

 

顔がよかった。いや、まぁずっとかわいいかっこいいけど、造りの話ではありません。

表情、と言い換えたほうが妥当だろうか。今回のプレゾンは笑顔が多いなって思った。ナンバーによってクールな表情もあって使い分けていたけれど。白い歯がきらり。そんなナンバーが多かった。それははやしくんがこの舞台をとても楽しんでいることを、観客(というかわたし)がとても直接的に受け取れるすてきな表情だなと。意識してるところもあるだろうけれど、興奮や高揚がそれを抑えられなくしてるときもあるのではないだろうか。わたしはそんな風に思ったときが何度もあった。こぼれる笑顔とはまさにこのことだ。

共演者との笑顔も印象的で、特にWhat's your name?でそれは現れる。I love you!と歌うときはやしくんは振り向いた先の七五三掛くんに。わがままな季節を、と手を振り下ろすときに福ちゃんに向かって。はやしくんの笑顔はこのとき、客席にではなく共演者に向けられる。期間中、「しめちゃんになりたい!」「福ちゃんになりたい!」と何度願ったことか。でも、それでいい。きっとはやしくんがそこで笑顔を客席に振りまいたとしても、同じものは拝めない。同じ舞台に立ち、同じ世界の中で共闘している仲間と感情を高め合うからこそ現れた。ある意味特別な表情なんだよね。

PLAYZONEだからこそ』。このカンパニーで今まで作り上げてきたものがあるから、魅せること以上の本能的な感情。はやしくんが仲間と笑いあう姿、きらきらしてました。でもやっぱりちょっとだけ、せめてはやしくんと福ちゃんが絡ませる視線の間に漂う空気にはなりたい。というわがままだけ言わせてください。あんないい表情ずるいでしょう。正面で見たかったです。

人間は楽しいとき笑うんだ!当たり前のことだけど改めて気づかされた。はやしくんのこぼれる笑顔を見て、わたしもほんとうに楽しくて客席で笑っていました。

野性的な表情もあったねぇ、なんてしみじみ言ってられないほど胸の奥を強く抉られるような、はやしくんに全部かっさらわれるんじゃないかって恐怖を感じるくらいぎらつく目をしていたときもあって。もちろんGuysです。群舞に入る前、自分の唇を親指で拭い身をうねらせて溢れる野性を体に巡らせていたはやしくんは強かった。ワイルドでセクシー。後半の公演で舌がちろっと見えたときにはひっくり返った。舐めてる…渇きなのかはやしくん…求めてるのかはやしくん…。don't be afraid!と中心に飛び込むはやしくんのスパークする情熱。投げキッスのような動作は観客に1000のダメージ!

そういえばはやしくん、ウィンクも多かった。ダイヤモンドアイズでぱちん☆(星が飛んでたぜったい)と決めたウィンク、まさに「ウィンクですり抜ける」はやしくんでした。つかめない。かっこよさがどこまでもいってしまう。$10でA, B, C…♪と肩を払う動きに合わせたウィンクはこちらを誘っているみたいに。どうして愛はお金がかかるんだろう?たぶんそれははやしくんがステージで輝くからだよ…お金ならいくらでも出すよ…(自己完結)Guys、ひとりじゃないから、と指を立ててウィンクしたはやしくんはほんとにかっこよかったです。そうだよねひとりじゃないんだよね。今回の公演はカンパニーの偉大さをとくに感じられるものだったから*1、その合図が心強かった。

 

手がよかった。はやしくんの手はいつもきれいだね。

ロマンチックタイム。屋良くん、いつもありがとう!と言いたくなるゴリゴリの世界創造ナンバー。屋良くんは自分の連載で世界観大好き♡と言っていたけれど、その一文に思わず笑ってしまうほどには自分にも当てはまってて、屋良くんと趣味合うんだなぁと思いました。前回の水の帰る場所しかり。

話が逸れた。曲中ではやしくんは、ダサ男の屋良くんを素敵に変身させるスタイリストを演じていた。*2えだくんに見出され、りょうたくんにヘアスタイルを整えられた屋良くんは、最後にはやしくんが持ってきたジャケットを着てかっこいい男に姿を変える。そして屋良くんのために用意されたステージにはエプロンを脱ぎ捨てたはやしくんたちがいて、ダンサーとして屋良くんの夢のステージを素敵に彩るんです。

曲中の振付で、片手をふわーっとたっぷり4カウントくらい使って持ち上げる動きがあったんだけど。そのとき、はやしくんのその手に持っていかれる気がした。横になって眠る、意識が落ちる直前の、ふわふわしてもどかしいけどきもちいいあの感じ。わたしは横になってないし、眠くもないし、でもその感覚を思い出してしまった。はやしくんのやさしい手の動きによって。まさに夢だ。はやしくんによって見せられてしまった、甘い夢。でも、もうロマタイ以前に夢を見ていたんですほんとうは、だってはやしくんがうわさのキッスで歌うから。「さめない夢の中へ」って。そのときもはやしくんの手は綺麗な波を描いていた。きれい、ずるい、きれい。

はやしくんと「夢」といえば、わたしはどうしても過去のナンバーを思い出す。「一夜の夢」と「夢の続きで」が、たまらなく好きなんです。展開されるエロティックな世界と、耳に融ける誘い込む文句。はやしくんの誘い方はいつも、もう気づいてるくせに。さぁこっちへおいでよ。って言っているような、心を見透かしてくるような。そこで、生意気!って言えればそれまでなんでしょうけど、言えない人はもうオチてます!笑 それは、はやしくんが与えてくれる「夢」。とっくに術中にはまってしまう、悪いウルフもキュートな妖精も、見せてくれるのはいっつも甘い夢。だから…ずるいんだと思います…だんだん書いてて恥ずかしくなってきたけどそういうことです。そういうときのはやしくんは手もいいけど目も素敵。視線の操り方がたまらないんです。はやしくんは視線の魔術師だなっていつも思う。

はやしくんの手の動きが情緒的で好きだなって前々から思っていたけど、ロマタイでそれを感じさせてくれたときには取り乱してうっかり担降りするかと思いました。しなかったけど。もうちょっとこの立場*3から楽しませてくれ!って思いが勝った。笑

 

声がよかった。歌声は絶品だね。知ってたけど知らないっていつも思える。

はやしくんのソロパートがありました~!2年ぶり2回目!祝!
「ショップのシェードに隠れて 流れてく車を見てた」
大好きで、グループ内で担当を自負し、誰にも負けたくない。と言えてしまうほどにはやしくんの武器である歌唱力が、青山劇場に炸裂。短いね、って思わず言えちゃうくらいにもったいないと感じさせる歌声は、何にも勝っていた。優劣つけるもんじゃないと思いつつ本人が負けたくないって言ってるから!わたしの中でははやしくんが文句なしの優勝でした。サントラで聞くはやしくんの歌声は、活きのいい魚みたいだねって。バッタバッタビッチビッチの大きな魚じゃなくて、人間の手の中をするーんと抜けていく細身の魚みたい。水を得た魚ってことばもありますね。舞台で聞く声はもっと活きがよくて好きでした。ソロパートは生歌だった!はやしくんが歌で信頼されてる証だね。

ぜいまどパートで、ぜいとらパートで、耳を澄ませる。はやしくんの歌声はどこかなって探して、あの綺麗なビブラートはそうだな、とか思う。これは大方サントラを聞きながらの作業だけど*4、この作業ができちゃうことがもうすごいなっていう。だってまだデビューしてないJr.なのにじっくり聞けるCDに歌声が入っていて、ちゃんとどんな発音どんな発声で歌うかを知っていて、さらにまたCDから声を探せるっていうのは、なかなかないことだなぁ…としみじみ。*5PLAYZONEに出ていることの特典のひとつってこれだよね。やらしいかもしれないけれど貴重であり大きな機会だなと感じます。おたくとしても単純にうれしい!それでもソロパート短いって言うけど。欲は持ってしまうけど。

もう何度も確認して実感していることだけど、やっぱり聞くたびにうまくなる歌声が素敵なんだよなぁ。いつの間にこんなに伸びがよくなったの?とか、ビブラートのかかりかたがよくなった!とかとか。昨年のプレゾンで歌ったLYO、ミックスによってはやしくんの歌声が意図的にプッシュされていたことに単純な喜びも複雑な気持ちも抱いていたけど、今年はもうそんなことしなくたってはやしくんははやしくんの歌い方があるからちゃんと聞こえるなって。これははやしくんじゃなくてTheyの話になるけれど、3人の声が合わさったときのセクシーな感じがいいなと思うから。はやしくんの透き通った発声を主軸に、えだくんの甘い発音とりょうたくんのハスキーな響きが集まると、香る大人の色気。それを出すなら意図的なプッシュはいらんのです。ていうかそんなことしなくてもはやしくんの発声がちゃんとしているからはっきり明瞭に聞こえます、そこははやしくんの積み重ねの賜物。*6

 

They武道がよかった。はやしくんとえだくんとりょうたくんがよかった。

Guys PLAYZONEは毎年、ほんとうにかっこいいけれど、今年もめでたくかっこよさ最高記録の更新です。おめでとうございます。2012年から*7They武道がガイズのTheyパートで掲げていた『グループ感』、年を重ねるごとに高まっているように思えて、もちろん今年も例外ない。今年は昨年みたいに振付の変更はないけれど、3人から放たれるもの、ダンスの感じ、とか…ニュアンスでしかないのかもしれないけれど。本人たちも雑誌で言うように、クリエは大きかったのだと思う。今のGuys PLAYZONEをグループ単独で踊れるのはTheyだけなんです。もちろん他のパートもそれぞれにかっこいいし、屋良くんや優馬が加わることによる相乗効果みたいなのも感じる。比べることではないけれど、だからこそThey武道にしか追えないものがあって。それが『グループ感』なんだよね。そればっかりは全ユニ厨に、いいだろぉ~!て言いたくなっちゃう。GuysでThey武道が描くトライアングルがたまらなく美しいと感じる、それはもう、夏の星座より輝いている!

そんなトライアングルを描けない公演にも入りました。はやしくんとえだくんがThey武道のパートを踊っていて、それを見るわたしはどう感じるだろう。と考えながら公演に臨んだけれど、うまく処理できませんでした。でもそれでいいんだってことにしています。だってプレゾンのThey武道は3人だから。ふたりでもひとりでもThey武道を背負えるのは彼らの強みだけど、プレゾンではほんとはそれをする必要はなくって、そこに完璧な感情の処理を求める必要はないんです。次の公演ではりょうたくんも踊っていて、やっぱこれじゃなきゃ!これがThey武道だよ!って、当たり前だけど当たり前じゃない大事な存在を噛みしめたりして。*8

カーテンコールで自分たちの名前が呼ばれる前にそわそわしだすThey武道がたまらなくいとおしい三人組でした。なんだあれまとめてぎゅっとしてリボンかけて部屋にかざっておきたい。肩を組み合ったり、腕を組んだり、ちょっとやりすぎておかしなポージングになったり、ファイティングポーズだったり。ちびっこギャングって言われてたの、当人たちは知っていただろうか?笑 たくさんの愛と笑顔をありがとう、って、それはこっちのセリフだよ~!と思わず。たくさんの愛と笑顔を生み出しているのは紛れもなくThey武道、あなたたちなのです。後半公演では挨拶がC&Rに変わって、正直そういうの苦手なのでとまどったのですが(なんでC&Rにしたんだろうか…。)気持ちよさそうな、嬉しそうな笑顔で声援を浴びるThey武道はかわいかったです。

うわさのキッス、ツバゾン*9やってきて初めてのメインの曲があって。りょうたくんが怪我してからは間奏の振付を変えたけど、そっちのほうが好きだったりします。それこそ3人そろわないとできないやつじゃん!収録日的にそれは映像に残らないし、りょうたくんも本調子のときのほうがいいだろうけど、惜しむほどには愛らしい演出になっていてThey武道かわいい。このこの~っていうニクさ!

 

今年は再演のナンバーも多く、節々で過去にそれを踊ったはやしくんを思い出したりしていた。でもやっぱり合致しないところがたくさんあって、はやしくんの成長を多分に感じられた。はやしくんの努力を惜しまないっていう最大の才能にいつも、いつだって、ほれぼれします。ダイヤモンドアイズのはやしくん、昔とはぜんぜん違う輝きを放ってた。当時は似合わないなぁと思っていたトシちゃんメドレーの衣装が、今年はびっくりするくらい似合っていた。技術だけじゃなくて、人間的な成長もたくさんあって。プレゾンとはやしくんを見るたびに、人間って素晴らしいな!と広大な気分になります。

この1年の活動、とくにクリエを経てのPLAYZONE。まわりのひとたちが口をそろえて「はやしくんに自信が満ち溢れている」と仰っていたのがとても印象的でした。そしてわたしも例外なくそれを思ったひとりなのでした。顔つきが特にね。ただ、実際はどうなのかって。真実を、胸中を知ることがなかなかできないから、それはおたくの勘違いなのかもしれない――だとしても。今の状況ってすごく前向きで素晴らしいんじゃないかって思う。そんな素敵な勘違いができるほどにはおたくもはやしくんに今まで以上に期待しているってことだから!

とかいいつつ勘違いだなんて思いたくないし思ってないから、この夏のはやしくんはやっぱり止まらない勢い!(そして冒頭に戻る、エンドレスサマー

 

ありがとう、林翔太くん。素敵な夏でした。

*1:りょーたくんの怪我とかその後の福ちゃんの連載とかいろいろ。

*2:ここのThey武道がほんとうにほんとうにほんっとうにかわいくて、人の夢を素敵にプロデュースする妖精集団っていうアナザーストーリーがあってもいいんじゃないかと思ったほどだった。そういうミュージカル観たい。

*3:担当制度廃止中

*4:現場だとはやしくんが動いてるところを見て聞いてるから結構脳内補完できちゃう

*5:だってわたしはたぶん佐久間くんの歌声は探せない。

*6:わたしの聴覚がひいきしてるのは言うまでもない

*7:もしかしたら最初からそうなのかもしれないけど聞く機会がなかった…よね…?

*8:もちろん、はやしくんとえだくんはちゃんとThey武道だったんです。かっこよかったんです。

*9:あえてそう言おう