雑記の表紙はグリーン

ジャニオタ備忘録(語るタイプ)

いくつかの話

フィルムでの撮影はシャッターを切ってから画像を確認するまでに時間が開くが、それはわたしのなかで、記憶を手繰り寄せる感覚に似ている。

って、卒制の企画書に書いたら、先生にいい表現だねって言ってもらえてうれしかった。企画書だからどうしてこの制作にこの手段が必要なのかを説明しなきゃいけないのだけれど*1わたしがフィルムで撮影する理由はそれかなと思った。瞬きは無意識に行われるけれど、光景を逃すまいと見開いて、ゆっくりと目を閉じて、って作業は意図的だし、枚数が決まっていて連写ができないフィルムカメラって意図的な目の開閉だし、現像したフィルムをべた焼きしてサムネールをつくってそっから1枚をプリントするのは、無意識になら薄れていく記憶を意図的に呼び起こして鮮明なものにすることで…みたいな…。

何かへの足掛かりと言うよりは学生だったわたしの集大成にしたくて、ならば前期に取り組んだテーマをもっともっと踏み込んで形にしようと思ったのです。ちなみにそのときのコンペは1次で落ちました。ぐぅ。表現ってむずかしい。ただの自己満足なら簡単だけど、受け取り手がいることをわすれない。たまにわすれそうになるから反芻する。わたしは自己欲求を満たすために撮ったり書いたりしているってだけではなくて*2、発信したいっていうおもいがあるから。発信するってことは相手に分かってもらう、感じてもらう、考えてもらうこと。そのために、どうしたらいいのかなって取捨選択して洗練していくこと。そうそれをわすれない!

 

俺たちはひとつ苦しめば、ひとつ表現が見つかる。ひとつ傷つけば、またひとつ表現が作れる。ボロボロになる。……その分だけ輝けるんだぞ。

コウイチがライバルにそう諭すんだけど、べつに壮絶な一途を辿ったカンパニーだけじゃなくて、なにか表現に携わる人皆に言えることなんじゃないかなと思う。喜びも悲しみもすべて養分。蓄え。感性が波打った分だけ、表現の幅は広がる。平たく言えばインプット・アウトプットの話。

shockを見に大阪まで行きました。初めての大阪はなんだか歩きにくかった。エスカレータの立ち位置が逆なのと何か関係あるのかな?まぁそれはさておき。

だんだん慣れてきたのかなんなのか、随所でグッと来ても泣くところまでいかなかった。のに、夜の海ですべてが決壊したように泣いてしまったのは、コシオカがうつくしかったから。帝劇感想のエントリにも書いたけど、夜の海で舞うコシオカはなんていうか…うつくしいんですよ…。悲しい。儚い。つよい。うつくしい。単語を並べてうまい具合に結合できればいいんだけど、なかなか難しい。コウイチの言っていることがコシオカに起こっているのかな、と思う。みんな、コウイチを喪うことを分かっていて、だからこそ夜の海に真心をこめて。コシオカも例外ではなくて、大切な存在が亡き者になる悲しみが、コシオカにこの上ないうつくしい表現を宿したのかなって。

そのときわたしが客席で流した涙は悲哀だったのか興奮だったのか感嘆だったのか、ともかく。その表現はEndless SHOCKという架空の世界から、演劇という虚構から、越岡裕貴というアイドルから、実在の男性から、あらゆる世界を飛び越えて、梅田芸術劇場の2階席にしっかりと届いたのです。

ウチ、久しぶりに見たけど、誰よりも華やかで美しくて傲慢な男だった。ウチの生き様は残酷な愛に溢れているね。ダイゴは忠犬みたいでかわいかったです。ユウタとは違う少年像だったけどそれがまたよかった。ウチとダイゴの距離感は本当の兄弟みたいで愛おしい。西畑くんはとってもよく頑張っているのだと感じました。ダンスがまだまだなのは誰もが分かっていることかもしれないけれど、踊っているときの指先がとっても綺麗だったから、決して手を抜いていないことを末端から感じられるすてきな少年だなーと思ったのでした。

 

夜空を裂く 刹那に光る星を掴め

9/14O.A. MUSIC JAPAN中山優馬くんの『Get Up!』のバックダンサーとして林くん江田くん池田くん松本くん!わわーい!はやしくん地上波の音楽番組は約3年ぶり!わわーい!

何度も言ってるけど、はやしくんは見るたびに進化を感じさせてくれる不思議な人で、だから今回もえっ…(感動)って思ったんです。なんかもうすごいガツガツ踊っていない?これをかっこいいと言わずしてなんと言えば。外部ダンサーバージョンがかなりかっこよかったから、体系や顔立ちが違うはやしくんが踊ってどうなるのだろう…と想像があまり膨らまなかったのだけれど、そんなことしても無駄だったんだね!ってくらい林翔太くんのかっこよさが雲の上。

どれもかっこよかったんだけど一番グッと来たのは上記の歌詞のところ。ダンスはもちろんイケイケなんだけど、表情がとってもよくて。あのはやしくんは星を掴む顔をしていた。もっとバックダンサーに徹するのかな、と思っていたけど、そういうお仕事をきっちりとこなしながら前に前にグイグイくるはやしくんがそこにいた。求められていることと求めていることのバランスをきっちりとれる人。はやしくんの攻めた表情、ほんとうにかっこいい。一瞬なので括目してください。それにしてもその一瞬を何度もリピートできるテレビ最高かよ…って毎度なるので事務所はもっとテレビのお仕事くださいね。

はやしくん、夏のPZで惜しげもなく晒していた腕は?腹筋は?てくらいどこかしこ細くてびっくりしちゃったけど。ひとりだけ衣装のパンツの布が余ってたんだけど。その細さは危ういやつだよ。くらっとするやつ。もうすぐ少クラのO.A.もありますね。たのしみ!

 

わたしのしょっくがおわってノーチケットノー現場になってしまいましたが、しょっくのブルーレイを永遠に再生し続ける廃人です。(近況)そんなこんなでいくつかの話はおしまい。

*1:卒制を進めるにあたってはいくつかの審査があるから

*2:もちろんそれも大事なんだけど