雑記の表紙はグリーン

ジャニオタ備忘録(語るタイプ)

溶けるほど 惑わせて

佐久間大介くん、という男の子が好きです。もう、「男の子」なんて、呼んではいけないのかな。立派な青年です。

佐久間大介くんが踊っているステージを観に行きました。【Tackey&Tsubasa Two Tops Treasure Tour】横浜アリーナ。広い広い会場で佐久間くんが踊っています。ほんとうに、ほんとうに、好きだと思いました。佐久間くんは「好き」という素晴らしい感情を、いつもいつも強く植え付けてくれます。佐久間くんのステージを観に行くのは、滝沢歌舞伎が最後だったので8か月ぶりで、わたしの感覚だととってもとっても久しぶりで。佐久間くんを好きになってからこんなに開いたことがなかったから。夏を秋を過ぎてしまい、すっかり鈍ってしまったわたしの目は佐久間くんをどんなふうに映すことができるんだろうか、と思いながら開演のときを待っていましたが、大丈夫です、なにが大丈夫かというとわたしの感覚でしかないのですが、いつだって鮮烈な佐久間くんは秒速で飛び込んできたから。映すとか、なにをそんな遠巻きな表現に甘んじようとしているのかっていうくらい、佐久間くんは強く鮮やかで眩しい。

 

佐久間大介くんの美しさが好きです。〈抱夏‐ダキナツ‐〉でそれは遺憾なく放たれていた。季節を倒錯してしまいそうに黄色く滲む照明の中で、強引なほどに情熱的なナンバー。佐久間くんのダキナツはとっても情熱的で、官能的で、悩ましい。ふわふわの茶金のパーマはいつもはとてもかわいらしいのに、ばさぁっと振り乱されて、そのたびに心がぎゅうっと苦しくなる。呼吸の感覚を惑わされるほど、エロス&ワイルドな佐久間くんに抵抗するすべもなく崩れ落ちる。エロい、と、端的に言ってしまえばそうだ。しかし佐久間くんはただエロいだけじゃなくって、そうであればあるほど、磨かれた美しさが際立つ不思議な青年。晒された首筋とシャープな顎のラインは、わたしの世界で一番美しい線です。TVで見ていた振付では自らの体を抱きしめてストップモーション、だったのだけれど、コンサートでは連続3ポーズに変更になっていた。*1それがもう、苦しい、苦しい。髪が揺れ、視線が移ろい、まき散らされる色気の、殺傷力たるや。甘い誘惑。絶対的な不可抗力。でも、思わず拝み倒したくなるほどの美しさ。

佐久間大介くんの踊りが好きです。佐久間くんたったひとりにだけ感じる、パズルのピースがかっちりとはまっていくような快感。だからわたしは佐久間くんを見ることを止められないし、永遠に魅せられていくのだろう。ダンスに精通しているわけでもないわたしが佐久間くんのダンスにこれだけ感動できるのは、きっと、佐久間くん自身が言っていた「感覚で」ということが大きいような気がする。技術や計算云々を飛び越えて、誰もが持っている(しかし佐久間くんにしかない)感情・感覚で踊る佐久間くん。だからこんなにも、大衆に響くダンスになるのだろう。*2楽しい曲、ワイルドな曲、切ない曲、いろいろな情感に合わせて踊ることが求められるジャニーズJr.だけど、佐久間くんは曲と表現の乖離がないから何も違和感なく見ていられる。一気に惹きつけることができる。

 

何の曲かは忘れてしまったけれど、花道→メインステージに移動中に、それまでセンター席に手を振って歩いていた佐久間くんが急にそれを止めて。一呼吸おいてから、くっと膝を曲げたときに、あぁ、くる。と思った。何の意識もなくぼろっとこぼすように、いけ!と言っていた。そして佐久間くんは飛んだ。
軽い助走から勢いよく飛び込んで、体をしならせて宙を舞う佐久間くんは、ほんとうに、言葉を失うほどに綺麗だ。飛べるのは羽をもつ鳥だけではない。
勢いをそのままに、たたたっとステージを横切って、サイドの階段を駆け上がりスタンド席にファンサ。階段を降りて(降りるときに段差を無視してジャンプで飛び降りた、ふわっとした着地の軽さには、ほんとうに浮力を持っているんじゃないかと疑うほど)すれ違うSnowManのメンバーとちゃちゃっとじゃれつつ逆サイドの階段へ。

その姿を、初めて見るはずなのに、わたしは知っているような気がしていた。そう、思い出した。4年前のことだ。それも、ここ横浜アリーナだった。あのとき、楽しそうににこにこと笑みを浮かべていた佐久間くんが、突然ステージを横切るように華麗なアクロバットを披露したんだった。でも、足元が覚束なくて、メンバーにぶつかったりしていて、危なっかしいなぁという気持ちで見つめていた。その光景がフラッシュバックしたんだ。

佐久間くんはあのとき18歳。高校生だった。今はもう22歳。大人だ。2014年の佐久間くんの足元は、覚束なくなることはなく、しっかりと地を踏みしめ、蹴っている。あのときはもしかしたら、テンションに体力が追いついていなかったのかもしれないが、今はもうそんなことはない。心も体もちゃんと自分のものにしている。佐久間くんの素敵な成長を目の当たりにして、過去がちょっぴり懐かしくなったりしながらも嬉しさを感じました。

 

ダキナツでSnowManが中心の滝沢くんに向かったとき、滝沢くんと目があった佐久間くんが、うん、とひとつ頷いた。ゆるく微笑みながらも真剣なまなざしだった。翼くんの休演が急きょ決まり、ひとりでも【タキツバコン】を開催しようと意地*3を見せた滝沢くん。SnowManは、そんな大事なステージを支える役目にあって、それをちゃんと理解して共闘している姿をそこに感じた。ひとりじゃないですよ。俺たちもいますよ。…って、言いたかったのかは分からないけど笑、佐久間くんのまなざしは確実に頼りがいのある強いものだった。わたしがタッキーだったら、それを正面から受けたら心強くてちょっと泣く。*4そういうところも好きだなと思います。支える、寄り添う、戦うってことを知っている人。

 

ほんとうはもっと感じたことがたくさんあるのですが、何分、佐久間くんのことになるとどうしてもうまい言葉が見つからなくって、ダキナツ以外の曲もよかったしMCのおばかさん具合も安定の天使具合に心が安定しなかったです。笑 でも、ずっと好きだなぁ、と思った。いつも思うけれど、佐久間くんが好きっていう気持ちは一生消えることがなくて、それを裏切られることもきっとこの先ないんだろう、と強く確信を持たせてくれるところも、ずっと好き。好きの堂々巡りでした。そのまなざしを、指先を、美しい線を、いつまでも辿っていたいと思います。佐久間大介くん。わたしの世界のいちばんうえに書かれた名前をもつ男の子、大好きです。

*1:もしくは画面に映りきらなかっただけで最初からそうだったのかな…?

*2:もちろん「わかる」人から見て、技術もばっちりなんだろうけどさ

*3:by滝沢くん

*4:もちろん滝沢くんは泣いてない