雑記の表紙はグリーン

ジャニオタ備忘録(語るタイプ)

Have a They-taku flight to "Our Dream"!

『ジャニーズ銀座』They武道2年目の単独ステージに行ってきました。

 

足りない、と思った。シアタークリエじゃ足りない。ステージの大きさも特効装置も花道も。ジャニーズ銀座じゃ足りない。公演時間も日数も。ほんとうに、何もかもが、They武道に敵わないし叶わない。そんな風に思わせてくれる最高の公演だった。中央通路に登場してステージまで歩くとき、堂々たる歩き姿を魅せるためには劇場の通路ではなく花道がいる。『Dead or Alive』は明らかに炎が上がってもおかしくないのに劇場の狭さと客席の近さじゃ上げられない。そこしか切るところないんじゃないかってくらい曲間のインターバルが短くて、公演時間はやっぱり2時間以上ほしい。数々のパフォーマンスを見せられるたびに、ステージが伸びろ!いますぐクリエ拡張して!と何度願ったか分からない。様々な事象They武道に合わせて最適化すればいいのに。そう思わせてくれるほど、They武道の公演は満足度200%は余裕。

 

2年目。もうこれ以上楽しいコンサートないんじゃないかってくらい楽しかった1年目の公演を、どうやって超えてくるのか?不安はないけど期待は膨らむばっかりでドキドキしながら開幕に臨んだけれど、こちらの期待を何倍も何十倍も飛び越えて満足と納得のパフォーマンスを見せてくれるThey武道はさすがとしか言いようがなかった。昨年よかった・うれしかったところはそのままに、それでも新鮮な驚きと感動を与えてくれる。手紙がかたちとなって手元にあった喜びを、今年は『搭乗券』というかたちで残してくれた。しかも搭乗券って、そう、今年のThey武道公演は「フライト」というコンセプトがあったのだ!ジャニーズ銀座でコンセプトを打ち出した公演をやるなんて!

TheyAirline
出発日:5月21日*1
出発地:シアタークリエ
目的地:Our Dream

「フライト」というコンセプトは、単純な公演のものだけでなく、They武道自身にも重ねた素敵なコンセプトだった。だからこそ、コンセプトでガチガチになりすぎることなく、バラエティに富んだ選曲になっていた。もちろん彼ら自身のバランス感覚の賜物でもあると思うんだけど。だからって遠ざかりすぎたりもせず、「未来」とか「夢」っていうフレーズがいろんな曲に登場していて、コンセプト=They武道が伝えたいことだったりするのかな、と感じたり。『Sky's the limit』(=可能性は無限大)から始まりECラスト『Journey Journey~ボクラノミライ~』に終わる。無限の可能性へ羽ばたいた彼らが、上昇気流でさらに空へと舞い上がる旅を続けていく。

くじけそうな時には
君の 隣でそっと
この手伸ばすから

Going Going 立ち止まる暇なんてない
連れていくよ さぁ この手を 掴め!

はじまり方とおわり方がとっても綺麗だった。伏線回収が丁寧な物語の読後感。公演自体の起伏が物語と似たような感じだったのかもしれない。

 

パフォーマンスの端々に感じるThey武道の才能と可能性。『Zero-G』はガッツリ踊ってガンガンに腰も振るくせにぎゅっと寄り添って笑顔を見せるだけの瞬間があって、They武道を体現したかのようなギャップにしてやられる。interからの『Dead or Alive』の終末感は本家にも劣らないもので、ダンスだけでなく赤と青交互に切り替わって目がちかちかするような照明で魅せた。さらにダンスパフォーマンス中に客席にも赤いライトを焚いてステージだけじゃなくて空間全体を世界観に飲み込んで、もうほんとに世界終わるんじゃないかって焦燥すら生まれた。

中でも一番、もう、狂気と言い表してもいいくらいだったのが『クルトン』。

Perfumeをオマージュしようと思った時点ですでにすごい。世界的にも人気でかわいいPerfumeを男性である彼らがオマージュし、かつパフォーマンスとしてしっかり成立させるのがどれだけ困難なことだろう?でもThey武道は成立させちゃうんです。踊れるから。歌えるから。マスコットみたいにかわいいから。そしてそれは、「おれたちは歌える」「おれたちは踊れる」「おれたちはかわいい」っていう圧倒的な自負の上に成立するものだと思う。自覚があって、自信がある。だから堂々と、スーパー高クオリティでハイパー超かわいい『クルトン』がここに完成した。原曲のかわいさはもちろんで、それを生かしながらも負けないキュートなThey武道。きっとThey武道以上に踊れてもかわいいグループはいないし、They武道以上にかわいくても踊れるグループはいない。まさにThey武道にしかできないパフォーマンスだった!筆舌に尽くしがたいほど痺れる世界で、畏怖さえ覚えた。こわい。このひとたちはこわい。才能と自信に溢れすぎていて怖い。すでに素晴らしすぎるパフォーマンスが繰り広げられているのに、これからもっともっとこれを凌駕する素晴らしい景色を見せてくれちゃうんだって未来まで感じられちゃって、怖い。

 

雑誌やラジオ*2で「絶対に満足させます」と宣言していたのは林くん。蓋を開ければほんとうにその通りだった。絶対的満足。

この一体感があれば、もっと大きな会場でできると、僕はこの公演で確信しました。国際フォーラムとか、武道館とか!事務所の人、聞こえてますかー!?

「確信」っていうことばの強さ。わたしたちも確信したし納得したよ。それがおっきい妄想じゃなくって、確信という揺るがない事実に基づいた目標だということ。大きな会場に行ってほしいと強く願うのは、チケットの競争率よりも、ともすれば本人たちの言葉よりも、「これはクリエでは到底足りない」と思わせてくれる公演そのもののクオリティによるものが要因として大きかった(あくまで、わたしは)。これは人情劇である前にコンサートなのだ、この「コンサート」そのもので観客を納得させてしまうThey武道はどれだけかっこよければ気が済むのだろう。確信してくれたことはとっても嬉しかった。そうやって自信と確信を増していくThey武道はもっともっと、さらに輝いて仕方なくなってしまう。嬉しいため息だ。

自分たちの名前が冠された公演をはじめて行った2013年、彼らは「またここ(クリエ)に戻ってきたい」と言いました。そんなThey武道が、今年はクリエを飛び立ってもっとおっきなところへ、僕たちの夢へ旅をします、不時着はしません!と宣言する。そんな素晴らしさ。そんな力強さ。

 

バックの4人についても、わたしが述べるのもおこがましいが、ほんとうに感謝しかない。あの、They武道としのぎを削ってきたMADEでさえ大変と口にしていた、チョー大変なThey武道コンサートにしっかりと過不足なく花を添えてくれた。きっとすっごい大変だったんだろうな…そのエピソードはステージ上でちょっとだけ語られていましたがw、They武道のコンサートってめちゃめちゃ要求が高いでしょうに、余裕で魅せてくれるかっこよさがあった。ジャニーズJr.ってやっぱりいいな、と4人を見て思ったのでした。

 

主演のThey武道はもちろんなんです。林くんも江田くんも亮太くんも、みんな去年とは顔つきが違った。そして去年以上に【They武道】としての力強さを見せられた公演だったように思う。They武道の素晴らしさなんてファンならとっくに知っているけれど、それでも唸る。コンサートの構成力、振付をした各人の器用さ、ないなら作ればいいでやっちゃったオリジナル曲、相変わらずのふわっふわでかわいいところまで。余すことなく、1分1秒を魅力で満たしてくれるThey武道は、これ以上魅力で溢れちゃってどうなりたいんだろう。どうにでもなってくれ。(混乱)

それとやっぱりThey武道は周りを愛すること・周りに愛されていることをきちんと知っていて。タレコミやボイスメッセージでお世話になっている人々を巻き込んだ『つーよの部屋』。自分たちの名前以上に連呼したバック4人の名前。そして今年も、あの場にいた観客はもちろん、それが叶わなかった多くのファンのことまで気遣ってくれて。

今回は平日公演だったけど、入れなかったひととか、土日しか休めないひともいるじゃん?だから土日公演もやりたいよね。

みんなが来られないなら、俺らがいけばいいじゃん?だからみんな呼んでください。俺たちはいつでも行きます。

どんだけ男前なんだよって思う。言わなくたって理解したつもりにはなれるのに、誰のことも取りこぼさずに愛してくれる。They武道のファンはとってもとっても幸せ者だと思うよ。

みんなはThey武道のもの!They武道は?\みんなのもの!/

このコール&レスポンスで、They武道がどれだけ周りへの愛に溢れたグループかということがわかると思う。ちょっとへんてこだけどどうしようもなく愛おしい。

 

僕らの夢へ。

They武道の旅路はまだまだ途中。でも、可能性は無限大なのだ。去年約束してくれた「素敵な景色を一緒に見ていきましょう」をこの一年はずっと守って、いろんな景色を見せてくれた。今度はそのちいさな体に大きな翼で、どんな景色を見せてくれるのだろう?素敵なフライトを、いつまでもずっと楽しんでいたい。いや、もっともっと楽しんでいける。今、わたしたちの中にも揺るがない確信が、They武道によってもたらされたのだ。

 

*1:公演日によって異なる

*2:中山優馬 Radio catchにて