Beautiful Flower☆Dream Fighter〈2017まとめ〉
こんにちはこんばんは。2017年ももうすぐおわりますね。今年も大変お世話になりました。演劇大賞やろうかな?とか、現場ぜんぶ振り返ってみようかな?とか思ったのですが、結局なんにも用意せず年末へ……というダメダメ具合です。(いや、現場振り返りはやってみたんだけど、作品数の多さと、滝沢歌舞伎の感想がルーズリーフ3枚目に突入しかけたところで力尽きたんだ……)(かぶき楽しかったなぁ……)
だからといって何もなかった、というわけではなくて。むしろありすぎた。今年、おたくとしてはほんっとうにいい年だったなぁ、と思うのです。
大きなトピックとしては、何よりも、宇宙Sixと初対面したこと。あらしに行けなかったので、5月のクリエがそのときでした。これは以前にもブログに書いたけど、この目で見るまではずっとドキドキで。期待と不安がごちゃまぜの複雑な気分でいたけれど、目の前がキラキラで開けた瞬間に不安なんて全部ブッ飛ばされて宇宙Six最高!!!!!!ってなれました。本当にありがたい。
そのクリエは、MADE→MADE宇宙→宇宙Sixで約1週間を占めていて、MADEは2回目の進化を。宇宙Sixは初めてのときめきを。合同はよく知った同志の、それでもカラーの違う2グループが起こす最強の化学反応を。それぞれ見させていただきました。その期間だけ世界の中心は間違いなくシアタークリエだった。
4月、滝沢歌舞伎。林くんはこれで9年連続の出演。昨年の大躍進の輝きはそのままに、今年もひとり芝居に挑戦したり、Maybeのはやさくシンメは神懸ってたり。加えてお化粧のトークでは自らを「滝沢歌舞伎の番頭」と豪語(?)して毎日お話を頑張っていました。毎日変わる質問とアドリブトークがあることにより、林くんの手厳しいツッコミとか、先輩にちゃんと可愛がられているところとか、ジャニオタ的に言うとやや強火気質なところとか、いろんな部分が垣間見えたのも、様々なタレントファンのいる客席に林くんを知ってもらえるいいきっかけになったんじゃないかなぁ。二幕のお芝居は昨年と同じ下っ引きでもキャラクターはがらりと変わって頼れる二枚目に。同じセリフも役が変わると声の響きや表情が変わって、この1年で培ってきた芝居のスキルがしっかり反映されていてとっても良かった。
そして今年はちびっこJr.のまとめ役も任されたそうで、それはこちらにはあまり見えないことだけど、滝沢さんが林くんを信頼して任命してくれたことならば、今までに築き上げてきたものの真価がそこに発揮されたような気がします。そう聞いてからはちびっこたちの舞台上の成長がいつもよりちょっと嬉しく感じるというもの。先日発売された雑誌で滝沢さんにより、林くんと年長組担当の深澤くんが今年のMVPに選出されていて、頑張りをちゃんと評価してくれる人は必ずいるんだなぁと思いました。来年も出てくれ~!(欲望)
7月からは亀梨くんのソロコンサートに宇宙Six帯同。誰にも真似できないカメナシ・ザ・ワールドはもちろんですが、ソロでありながらKAT-TUNの名前を掲げ続ける意味とか、グループの看板を下ろさずに亀梨和也としての個性を爆発させていることとか、「個人」と「グループ」の在り方を考えるコンサートでもあったなぁ、と感じています。まるっと含め、背負って立つことのできる亀梨くんって偉大な存在だなぁということ。そしてそんな現在の亀梨くんのツアーに、グループ構築中の宇宙Sixがつけたことってとても大きな財産になったんじゃないかな、と思わずにはいられない。
そんな大きなツアーに江田くんがコレオグラファーとして携わったのもめちゃくちゃ大きなトピックです。亀梨コン、ショーとしてもとっても面白くて。数々の度肝を抜く演出が美しく、大胆なんだけど繊細に作り上げられていて、それはつくり手が誰かに関係なく純粋に見て面白い!と感じられるもので。だからこそ誰でもない江田くんがその手のひとつだといういうことが素晴らしい。尊敬に値します。思えばThey武道がコンサートをするようになったとき「マスコットキャラ」「いるだけでいい」と言われていた江田くんが、演出家の才を見出され、広い世界でたくさんの人を感動させるようになったなんて、こんなドラマがどこにありますか。これからももっとたくさんの、江田くんが手掛けるステージを見てみたいなぁ、と思わせてくれた素敵なコンサートでした。
8月、ふぉ~ゆ~GACHI開幕。ここ数年、数々の主演舞台を務めてきたふぉ~ゆ~、そのどれもが素敵だったけど、GACHIは特段嬉しい舞台だった。自分たちのやりたいことを具現化し、東宝とともにつくりあげていき、上演する……それはまるで少年隊のPLAYZONEのようだな、と思ったり。ふぉ~ゆ~がまたひとつステップアップしたというか、新しいステージに登った、というか……と思っていたら11月からの地方公演の際に飛び込んできたJr.を取ったとのお知らせ。*1肩書からしてほんとに登ってた。ふぉ~ゆ~の勢いが止まらない。
この舞台の何がすごいかって、ふぉ~ゆ~が制作陣にめっっっっちゃくちゃ愛されていることを、舞台上からこちらにありありと投げられることなんですよね。「ふぉ~ゆ~のどこが好き?」って聞かれたり、「あなたはわたしの夢に翼を与える人」って歌われたり。「何か足りない気はするが」「歌はそんなにうまくないけど。あと顔も……」なんてすごい失礼なんだけどwそんなことばにすら愛が滲みまくっていて。そんな舞台ある!!??でもそれもひとえに、ふぉ~ゆ~が今までのお仕事で培ってきた信頼関係の成すものだと思うので。そして客席もそのすべてにいちいち同意する。そんな舞台の上で『これがふぉ~ゆ~ 俺らのやり方!』と高らかに宣言されてしまっては、もう。
11月には湾岸LIVE。まさか年に2回も単独のステージがあるなんて。二度目ましての宇宙Sixは、クリエのときよりも確実にグループになっていて素敵だった。MADEは見るたびにコンサートの作り方がうまくなっていて、「お客様満足度№1」の文句をほしいままにしている。
同じく11月、桃山ビート・トライブ。亮太さんとめぐちゃんの初主演、そして健ちゃんの初外部舞台出演作品。「武力ではなく音楽で世界を変える」と奮闘する若者たちの物語は、エンターテイメントを愛する客席にびしびしと刺さりまくったものでした。芝居を見るという目的で集まっている以上客席の殆どは、事の大小はあれど、エンタメに世界を変えられた経験があるわけで。もし、藤次郎たちが実際に存在し、傾き音楽で世界を変えていて、その未来が今だとしたら?もし、400年以上先の未来で重要無形文化財となった歌舞伎をたどった源流に、平信や成太がいたとしたら?そんなことを公演中何度も考えました。それくらい熱量のある、すてきな舞台だったなあと。
亮太さんと藤次郎は相互に「そのもの」という感じがして、アテ書きじゃないのが嘘だと思えるくらい。引き合わせてくれたすべての運命に感謝したい。そして亮太さんは、やっぱり、魂で芝居をする人。心ごとぐぐぐっと引き寄せられる。「踊らない山本亮太も楽しんで」と言っていましたが、一心不乱に三味線を鳴らす亮太さんは魂ごと踊っているようだった。めぐちゃんは、どうしたらそんなに真っ白なまま舞台に立てるの!?というくらい、イノセントな存在で尊かったです。初日の第一声を聞いた瞬間、千穐楽のめぐちゃんに会いたくなった。見るたびに小平太になっていくめぐちゃんのひたむきな役者姿勢に愛おしさが増すばかりの公演期間でした。健ちゃん平信は出番こそ短いものの、物語の確実なエッセンスになってくれる三の線。かと思いきや豪快なアクロバットで客席の度肝を抜く、まさに舞台の華、だったように思う。カーテンコールで誰よりもぴっしり揃えられた踵に普段のMADEを見て、グループを背負って舞台に立つ健ちゃんの心意気が細部にまで輝きをもたらしていました。
その他、嵐があったりNEWSがあったりえび座があったり、ふぉゆはSHOCKとか23階再演とか、ドラマとかテレビとか諸々。そして嵐とキンキは来年までの現在進行形。いやーいそがしい!いそがしいですね!しかしながら、抜き出したいトピックだけでもこんなにあるなんてすごくないですか。今年はほんとに活躍の場が、例年以上にたくさんあったように思います。そのぶんおたくも忙しく動き回れましたw
年2回もライブがあって。初主演や初出演があって。演出家やまとめ役など、周りの人に信頼されてこその仕事があって。原案舞台を、自ら主演して。こんな未来がやってきたのか、という、大きな喜びに何度も包まれた1年でした。だってさぁ(ってよく言っちゃうけど)、数年前の自分にこの事実を伝えても、きっと夢だと思ってそのまま目を閉じてしまいそうで。でも嘘じゃないよ。全部全部、彼らが引っ張ってきてくれたものが、現実で輝きを放っている。
華々しくデビューするとか、大記録を打ち立てるとか、若くして推されまくるとか、いろんな形があるので、正解は決して一つじゃない。煌めきの影には想像を絶する失敗や絶望が存在するのかも知れなくて、だからどれが一番いいとかはない。ないんだけど、ないからこそ、下積みとも受け取られるようなJr.の活動を、ずーっと諦めずに、手放さずに走ってきた人だけが作り出すことのできる世界が、見出すことのできる正解が、あってもいいんじゃないのか。
GACHI大楽を見届けた翌日のツイートから抜粋。今年はそのかたちのかけらだったり、道程をたくさん見させてもらいました。完成形だなんて思わないよ。まだまだこれからだもの。
「ジャニーズの花畑の端でちょろっと咲いていたのを見つけてくれてありがとう」そう言ったのは辰巳くん。もちろんこれはふぉ~ゆ~の例えだけど、限らず応援しているすべての方々に言えることは、咲き続けてくれているからこそ見つけられたのだ、それだけがすべてだ、ということ。大地にしっかりと根を張って、咲く力をしっかりと発揮していてくれたから、そこで初めてわたしたちはこの花がきれいって愛でることができる。個人的には、育てている、という感覚はないので、どこまでそれに貢献できるかは分からないけれど。これからも、しっかりお日様を浴びて雨の恵みを取り込んで、きらっきらの花を咲かせてくださいね。と願うばかり。せめて日陰にならないようにしなくては。
そういえばクリエのころから、今年のBGMはずっとPurfume〈Dream Fighter〉でした。へこたれず、現状に満足では終わらず、それぞれの夢へ邁進していく彼らは、やっぱり何よりもかっこいいのです。
最高を求めて 終わりのない旅をするのは
きっと 僕らが 生きている証拠だから
ねえみんなが言う「普通」ってさ
なん だかんだっで 実際はたぶん
真ん中じゃなく 理想にちかい
だけど 普通じゃ まだもの足りないの
このままでいれたら って思う瞬間まで
遠い 遠い 遥か この先まで
2018年にも、まだまだいろいろ待ってる!とりあえず、有頂天一座があって、スクアッドがある!先のことに想いを巡らせられるのはなんて楽しいことなのか。止まらない彼らに、まだまだついていきたいから、来年も一生懸命おたく頑張ります。
今年もこのブログに足を運んでくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。来年も書きたいことができたときにふらっと現れます。何卒よろしくお願いいたします。ではではカウコンに行ってきます三(ノ*'▽')ノ
*1:これを卒業としたいんだけどいいんだよね!?っていまだに疑ってるw
ハローハロー・ワンダフルトゥモロー〈宇宙Six1周年〉
2017.11.11。宇宙Six、1歳のお誕生日おめでとうございます。一年前と同じように思いの丈を残しておく。
「明日が怖い」と思うことが、何度もあった。一年前もそうだ。事前に届いたよからぬ噂に、それが福音と知る由もなく。明日が来たら、もう、They武道として彼らではない、わたしの愛する形は消えてしまうのだと泣いていた。合同クリエで初めて宇宙Sixに逢えるってときも、ほんとうにわたしの好きと呼応するのか、分からなくて、そのときを迎えるまでずっと不安だった。あんなにキラキラのブログを書いたくせに、もし「違う」と思ってしまったら?応援したい気持ちがあっても、違和感が勝ってしまったらどうしよう、と、漏らす必要のない泣き言をTwitterに吐き出したりもした。*1
けれど。それでも。
早く、と身を乗り出す自分がいたのも、また確かだ。
どんなに怖くて不安でも、ネガティブな感情が巡っても、その先に待ち受けるものをこの目で見たい!と逸る気持ち。彼らの選んだ世界には、どんな色がつき、どんな光が射しこんでいるのだろう?それを感じたい!とドキドキする心臓。よく知った安心できる景色はもうないかもしれないけれど、結局、彼らの感覚を信じて生きていきたい、と思う心があったから、今日までの宇宙Sixを見てこられたのだろうと思う。
宇宙Sixが見せてくれる『明日』は、いつだって輝いていました。
合同クリエ、宇宙Sixコーナー。暗闇の中、スポットライトに抜かれ露になった6人のディティール。黒を基調とした衣装に映えるアクセントの金色がつよい光を跳ね、ギラリとまばゆさを見せた。そんな“初対面”、絶対に忘れることができない。一秒で心を奪われた。
単独クリエ。OPのasterisk。まさに宇宙を連想させる青緑の照明に、銀の衣装のキラキラを纏い立ち構える宇宙Six。〈行こう 常にnext stage asterisk描こう〉と歌う彼らに、これ以上最強の幕開けはない!と体が震えた。
亀梨和也くんのソロコンサート。亀梨くんの圧倒的な世界観をバックとして支えながら、セクシーパフォーマンスでは新境地*2を魅せ、さらには演出として先輩のコンサートに携わるという大役をも勤め上げた。コンサートでの『Jr.コーナー』も、彼らにとっては新鮮で。前身のグループでは叶ったことのない景色だった。
コンサート以外にも、舞台やTV番組への出演など数々の新しい仕事。ついには自分たちが主演の舞台まで決まった。正直驚くほどだ。宇宙Sixになったらこんなに仕事が決まるの!!?彼らが集結したことにより生まれた勢いが、たくさんの魅力が、溢れ出して止まれないのだと思いたい。あといくつ寝れば、明日は。そう、心待ちにできることが、今、こんなにも楽しい。
松本くんが宇宙Sixにいてくれてよかった。
グループが結成された当初、わたしは、松本くんはまぁ想定内だし……と特別驚きはなかった。それが当然の流れだと思っていた。けれど、そう吞気に考えていられたのは、彼がまったく当たり前なんかじゃない「生き残る」選択をし続けたからに他ならないと、愚かにも最近気がついた。仲間たちが離れていっても、彼だけがその地で踏ん張ったから。今、リーダーと呼ばれ、宇宙Sixの代表として挨拶をする。「マジで幸せしかないんだよなぁ……」そう噛みしめるように言う。その「幸せ」は、松本くんの大きな勝利の勲章だ。どうかそれを、これからも、宇宙Sixで輝かせてほしい。
よしくんが宇宙Sixに来てくれてよかった。
グループのお笑い要素を担い、チャンスを見つけては果敢に挑んでくれるよしくん。スベリ芸……!?となることもままありますが笑、さておき、誰でもその役割を引き受けられるわけじゃない。よしくんのひたむきで聡明なところにいつも感心する。何かあれば原、原ちゃん、って、お兄ちゃんたちもよしくんのことをものすごく頼りにしていて、にこにこの笑顔の中心にはよしくんがいてくれるなぁ、ってこちらも笑顔になりながら思う。ダンスが上手だと知ってはいたが、その認識は浅はかだったと感じるくらい、誰をも食らい尽くす勢いで踊りの才を発揮するよしくん。その多彩な多才が、これからの宇宙Sixを引っ張っていくのだろう。
めぐちゃんが宇宙Sixに来てくれてよかった。
はじめは口数少なく後ろに下がりがちだっためぐちゃんが、今では喋りすぎてヒートする亮太さんをあやして止めるという荒業(?)を身につけていたり、バラードのとき棒立ち!と笑われていたのが嘘みたいに自然に、かっこよく振る舞えるようになっていたり。20歳の止まらない成長は、見ている側にとっても鮮やか。めぐちゃんは、絶対に誰のことも悪く言わない。弄られがちなよしくんのことを、誰よりも励まして応援するし、お兄ちゃんたちの自虐的なエピソードに、でもそれはこういうことですよね、ってフォローを入れてくれる。めぐちゃんの「愛する力」がとっても偉大で、めぐちゃんを見るメンバーのまなざしはいつもあたたかい。めぐちゃんがいれば、宇宙Sixはずーっと優しくいられるんじゃないかなぁ……って思う。
2015のクリエで、「みなさんはThey武道のもの。They武道は\みんなのもの/」のC&Rが生まれ、亮太さんが「これからも一生それでお願いします!」って叫んだとき、その言葉の重さに笑いながらも、ほんとうに一生を願ってやまない自分がいた。じゃあ一生それで、あなたたちのままでいてくれ、They武道を見続けられる未来であれ、と。『あの日の未来』は、もしかしたら、ここじゃないのかもしれない。けれど、これでよかった、と思わせてくれたのもたしかに3人なのだ。ちっちゃくってかわいくって、パフォーマンスはクールだけど話すとフワフワな愛おしい3人が、新たに3人と手を携え、色や形を変えていく。変わらないでってあんなに願ったのに、時が止まることさえ考えたのに、今は変わっていく姿にワクワクが湧き出てくる。あのとき足を止めないで、前に進んでくれてほんとうにありがとう。
なんて言っても、やっぱり3人が一緒にいてくれることも同じように嬉しいんだけど。はやしくんと亮太さんと江田さんが並んだときに、They武道だ!って、考えるよりも先に理解する不思議な感じ。ちゃんと宇宙Sixなんだって分かってるんだけどね。感覚に沁みついた好きの気持ちが、変わっていく形の中でも変わらずに確認できること。ほんとにほんとに、その手を離さないでいてくれてありがとうね。これからもよろしくね。
一年は、長いようでほんとうに短い。宇宙Sixも、ずっとやってきたように感覚に馴染んできた……ような、でもあれから一年って考えると恐ろしいスピードで時を駆け抜けてしまった気がする。何もないところからはじまった、わけではない、そんな彼らだからこそクリエ・亀梨コン・湾岸と経て、着々とグループになっていく過程が心から愛おしい。個々のクオリティだけじゃない、心が合わさっていくように高められていくパフォーマンスとか。キャリアや年齢の差をちょっとずつ、ぴょんと飛び超えたり飛び降りたりしているのかな?と感じられるMCの雰囲気とか。こうやってひとつになっていくんだ。尊い創造の瞬間を、今わたしは見ている。
先日行われた湾岸LIVEの宇宙Six公演。本編最後に彼らが選んだ曲は、嵐の〈素晴らしき世界〉だった。
僕らは泣いて笑ってそれでも明日を夢見てしまう
ありがとう素晴らしき世界
彼らの歌声とともに、それまでずっと会場の壁を覆っていた暗幕が開けていき、一面が光に包まれる。オレンジ色のあたたかい、やわらかな光。闇を抜け夜が明け、新しい景色がやってきた、まるであの日のようだった。宇宙Sixの美しい世界に射しこむ光は、こんなにも優しい。またひとつ、新しい色を知ってしまった。
「これからも一生それで」なんて言っていたはず、なんだけど、「また明日!」って言われた。明日はコンサートないんだけどな。でも、また明日!なのだ。漠然とした遠い先でなく、『明日』。また夜が明けて、きらめきを増す宇宙に、輝く明日は必ずある。
〈未来とすれ違う今日〉は。
〈与えられた現在〉は。
〈君が望んでる明日〉であり、〈色を加え塗り描いて行く"近い将来"〉に、きっとずっと、つながっていく。
余談だけど。このコンサートの本編ラストが〈素晴らしき世界〉で、EC1曲目が〈Wonderful World〉なのだ。〈これからが素晴らしき世界〉の先が〈動き出せ一歩 はじめようWonderful World〉なのだ。今の宇宙Sixを象徴しすぎていて笑えるくらい。偶然かもしれないけど*3そういうとこ好き。宇宙Sixの素晴らしき世界を、もっともっともっともっとずーーーっとたくさんみせてください!おめでとう!ほんとうにおめでとう!生まれてきてくれて、ありがとう!
一年前と同じくはやしくんの話もしておこう。わたしはまったくもって鈍いおたくだから、はやしくんの考えてることなんて全然分からない。けれど、クリエで、湾岸LIVEで、みんなと一緒にステージに立つはやしくんの姿が、今のわたしにとっての全てです。宇宙Sixになることで、悩んだりもした、かもしれない。ファンの気持ちを汲みとるのがとんでもなく上手なひとだから、複雑な思いでいることまできっと分かってくれていたのかもしれないなぁ。でもはやしくんは今、宇宙Sixでいることを選んでる。それをずっと全力で応援したいとつよくつよく思っています。
……っていう書き方をすると、まるで宇宙Sixにいるはやしくんが楽しくなさそうに見えてるの?って感じだけど、そうじゃないです!笑 とくにMCのときとか、今までよりもよりのびのびと、ふわふわ増長?ってくらいに、やわらかいはやしくんを見ていられるなぁ、と思っていて。それはきっと仲間たちにいろんな荷物を預けたり、いっしょに持ったりすることができているから、なんじゃないだろうか。おそらく。はやしくんが宇宙Sixについて雑誌で「ここがホームになるんだなと思った」と語っていたのが印象的で。そこがはやしくんの愛をはぐくむ場所になるのなら、それを選び続けるのなら。はやしくんの明日は、いったいどんな色なのでしょう。「宇宙Sixのはやしくん」1周年、ほんとうにありがとう。これからもどうぞよろしくね。
これからが素晴らしき世界
Hello, Hello, My New World, Hello, Hello, Sing a Little Song
『彼の青』を書く。~万年筆とイメージインク~【#ジャニオタと文具】
最近、ジャニオタの間で万年筆がはやり始めてるっぽいことを聞きつけて顔を出しました。こんにちは。分かります。いいですよね万年筆、おたくにぴったりなコンテンツ!今はまだ分からないあなたもきっとすぐに分かるようになると思います(どこから目線の発言なの)
万年筆を買う工程にめっちゃどきどきしました。
後述してますがカキモリ、めっちゃ楽しいんですよね~~~!!
妹氏。この人のブログにちょいちょい出てくる姉がわたしです。
そんなわたしですが、万年筆とインクを楽しむにあたって一番はまっているのが『イメージインク』です。
イメージインクとは、大好きなタレントや曲などを想いながらオリジナルで色を調合したインクのことです。その楽しみ方は、
- インクが調合できる施設に行きます
- タレントのことを思いながらインクを調合します
- できあがったインクを受け取ります(30ml ¥2000くらい)
- お気に入りのガラスペン、万年筆等で筆記します
- めっちゃかわいい~~~~!!と自画自賛しつつ名前を付けます
という簡単(?)5step。その人の踊りや歌に見る色とか、メンバーカラーでも「青」と一言に聞いただけでもそれぞれが思い浮かべる「彼の青」って違うと思うんですよね。わたしにとってイメージインクは、そんな妄想を具現化したものであり、最高の自己満足です。名前を付ける必要は特にないんだけど、既成の万年筆インクにはかわいい名前がついているものがたっっっっくさんあります。このあと紹介するインクの調合元となる基本インクも名前がめちゃくちゃかわいいです。そういうものにあこがれがあるのでつけています。ネーミングセンスがサムくても大丈夫!だって自己満足だから!!!
そしてできあがったインクで、その人のことを思って文字を書くとき。これが本当に楽しいんです。ファンレターを書く人にはとっても特別感をもたらしてくれることでしょう。べつに、誰に宛てなくてもいいんです。なんかそれだけで気持ちが満たされるし、考えるきっかけをくれる色になるはずです。実際わたしはファンレターを書きませんが、ブログの下書きとか、誰に出すわけでもない私的な感想、ともだちへのちょっとしたお手紙などに使っています。
そういうわけでここからは、いままでつくってきたイメージインクを勝手に紹介いたします。わたくしの自己満足にどうかお付き合いくださいませ~。
たたみませんよ。
***☆***
今回、公開するにあたって筆記サンプルを作ったのですが、画像調整がめちゃくちゃ難しい…!ケータイで見たときとパソコンで見たときとまた違う…!という壁にぶち当たりました。若干の見づらさはご容赦くださいませ。実際に目で見た色に近いカラーコードでタイトルを色付けしたので、そちらもイメージ補完の手助けになりましたら。すみません……。
以下、6種のインクはこちらの施設を利用いたしました。
インク沼の住人には言わずと知れたカキモリさん。調合比率は3色までの決まりを守れば自由なうえに最近はインクの濃淡を調整できる薄め液も自由に合わせられるようになって、 ほんとうに自由度の高いインク作成を可能にしてくれます。顔料インクは瓶詰したときインクの色がそのまま出るのでディスプレイにもおすすめ!
林翔太イメージインク【Honest Song】
LECIPE*Dress Blue③ Foggy Violet① Blooming Pink①
まずは愛しのじたんさんから。最初に作ったオリジナルインクです。
ほのかに赤みのある群青。はやしくんのうつくしい歌声や、踊っている爪の先に、わたしはよくこの色を見ています。メンバーカラーの赤も似合ってるんだけど、メンカラがちゃんと決まる前からこんな感じの色。深い海と宵の空、って感じで、星とか光とかたくさんの美しいものを煌めかせることのできる静寂の色。Blooming Pinkって名前が歌舞伎のはやしくんを連想させたものでどうしても入れたくなったのですが、それが功を奏してより再現度の高いインクになりました。
はやしくんはお仕事や人に対してとっても誠実なひとなので、Honestって言葉はほんとに彼そのものなんじゃないかなって思ってます。あとはやしくんといえばやっぱり歌だろ!ってことでこのネーミングに。
この軸に入れて使用しています。*1
SHIKIORI[四季織]雪月空葉「雪椿」|セーラーショップ
降り積もった真っ白な雪にのぞく椿の紅色をイメージした万年筆 [雪椿]
これまさにはやしくんじゃないですか!!!??儚さの中に存在する力強さ。とにかく綺麗なひとだし、とにかく綺麗な万年筆です。鉄ペンでも十分満足できるわたしが持っている唯一の金ペン。そのぶんお値段も張りますが(でも万年筆では安い方なんだよな……)じたんだから奮発しました。そして一番愛用しています。段違いに書きやすいし、インクの色もアイディアを邪魔しないというか、気が散らずに落ち着いて書けるので汎用性が高い。あとわたしが単純にこういう色が好き。
この、白に赤ラメ(星みたいじゃないですか!宇宙!)の軸から伸びる金色のペン先に、群青が滲んでる感じが最高なのです。眺めるだけでため息。使ってさらに喜び。
増田貴久イメージインク【Madness Tenderness】
LECIPE*Blooming Pink⑤ Twinkle Yellow① Velvet Purple①
わたしをインク沼に沈めてくれた増田担のお友達へ、誕生日プレゼントに贈ったインク(そして自分の分も確保する)。上のはやしくんインクと一緒に作りました。
増田さんってとても不思議で、ふんわりと柔らかく優しい温かさと、一瞬で殺されてしまいそうな狂気をひとつの体に介在させている人。どっちがほんとの増田さんなの!?って思ったら、少なくともステージの上ではおそらくどっちも本当なんだろうな…という、わたしの増田さんに対するどうしようもないときめきを色にしました。当時彼の髪が赤色で象徴的だったので、髪色を思い浮かべながらメンカラの黄も足しつつ。
書いてみた感想としては、画像のとおりなのですが、RemedyにもFOREVER MINEにも、相反する性質の歌詞なのにどっちを書いてもしっくりくる色でよかった。どっちも根幹は愛をうたう歌なので、愛を表現する増田さんがわたしは好きなのだなぁと思います。
軸はこれ。
コクーン | 筆記具 | 万年筆 | 万年筆 | 製品情報 | PILOT
マットなブラック。四銃士みたいなイメージです。ブログの下書きをするときに重宝しています。
余談ですが、レシピ制作中の記録が出てきたので。ほんとに一滴違うだけで色が変わります。
『MADEにおまかせ』シリーズ(仮)
MADEちゃんの連載が始まったとき、モチーフの紅茶缶が「どうみてもインクボトルでは……?」とインク沼兼オタの間で話題になったので作ったインクたち。(人はこれを曲解という。)ほんとうはそれっぽい瓶に移し替えてラベルを貼って…という作業までしたいのですがまだ叶ってないので(仮)。めいどちゃんインクの筆記サンプル画像がちょっと見づらくて申し訳ありません。なるべく色味を近づけたら暗ーい感じになってしまったのですが、、ご容赦くださいませ><
稲葉光イメージインク【Illuminate Happy】
LECIPE*Lime Shock⑤ Twinkle Yellow① Puddle①
自作と謳っていますがすみません、稲葉イメージのこれだけは妹に作成してもらいました。もともとインク共有なものでお金と時間の都合上…。ただレシピを考えたのは自分です。*2
稲葉の緑は深みよりも明るさ!だっていなぴかだもん!ということでLime Shock、稲葉にぴったりの色名でもうこれだけでもいいんじゃないかと思いました笑 Puddleは水色に近い鮮やかな青。鮮やかさを大事にしたかったのでこの混色になりました。
Illuminate、ちょっと文法おかしいんですけど、だっていなぴかだもん!(2回目)ということで無理やりでも当て嵌めたかったのです。周りを照らすハッピーボーイです。
秋山大河イメージインク【Alluring Tie】
LECIPE*Daruma⑥ Blooming Pink② Velvet Purple①
秋山さんの赤はとっても生きている感じがするので、生命力を感じさせる血の色……と唱えながら作りました。ガラスペンで書いたときはけっこうよかったのですが、万年筆で書いてみるとやっぱりちょっと薄くって、赤難しい。Darumaは単体だと朱色に近い感じです。増田さんインクとの大きな違いはそこです。でも作った人が同じなので好みの赤色がふたつに出ちゃってます笑
ネーミングはネクタイを結んでほどいての緩急で誘ってくるような、秋山さんの惹きつける魅力をイメージしました。タイで大河。ダジャレです。画像の筆記サンプル、2016クリエのソロ曲にするつもりが、Remedyが先に書いてた増田さんと被ってしまったの痛恨のミス…!スパソニのいなたい大好きなので許してください!(?)
冨岡健翔イメージインク【Thunder Knight】
LECIPE*Twinkle Yellow⑥ Harvest Gold①
黄金色。健ちゃんの黄色は、ピカピカのビビッドよりも、そこに思慮の深さを感じられるような落ち着いた色にしたかったのです。あと、黄色のインクは視認性があまりよくないので、少しでも字を書いたときに見えやすいといいな…という思惑もあります。Harvest Goldはカーキ色に近いのかな?ほんとはもうちょっと入れた色が理想なのですが、黄色より濃く出てしまい、瓶詰したときに緑っぽくなってしまうので、ディスプレイを考えて遠慮しました。
ネーミング、後述の福士と音かぶってんじゃねーか!って話なんですが、健ちゃんは騎士!!!っていう強い思いが勝ちました。気に入ってます。そしてツキノミチにとっても映える色……!!
福士申樹イメージインク【Fantasy Night】
LECIPE*Dress Blue⑧ Meteorite② Twinkle Yellow①
ブルーブラック。めいどちゃんの連載が始まるよりも前、のぶちゃん推しの妹が、顔料のブルーブラックがほしい…とよくつぶやいていたので、それならいっそ誕生日に作って贈ろう!と思ったのがきっかけ。という名目でオリジナルインク作りたい欲を満たす姉。
Meteorite、隕石の名を持つ灰色が、すこしふしぎな福士のイメージにぴったりだ!!どうしても使いたい!!と思っていたので、いい感じに作用してくれてよかったです。福士の青は緑が混ざったイメージだったので、ほんのすこしのアクセントに黄色を。(緑を入れてみたらものすごく強く出てしまったので没に。黄色万能説。)同じ色がベースなので、瓶詰の感じだとはやしくんインクと似ているのですが、書いてみると全然違います。
ネーミングもやっぱりすこしふしぎな福士くんからです。
(2017.11.19追記)
妹氏がMADEインクを軸に詰めてくれました。ちゃんとやってくれたので発色も綺麗で、あと字も格段に綺麗なので笑、こっちのほうが参考になるかもしれない。
姉と共作(?)のオリジナルインク「MADEにおまかせシリーズ(仮)」(https://t.co/oac7ZHR4nl)をとりあえずプレピーにin。軸の塗装剥がそうかと思ったけどMADE IN JAPANなのでそのままにしておきますね。 #ジャニオタと文具 pic.twitter.com/YufguvWodA
— あるるちゃん (@commmetin) 2017年11月16日
そして、以下のインクはこちらの施設を利用いたしました。
染料インクを調合してくださいます。こちらは全体で3色まで・3滴まで*3という制限はありますが、基本色が24色とめちゃくちゃ豊富。そして制限があるからこそめっちゃ悩みます。その分いい色にたどり着いたときのこれだ~~~!!っていう達成感。福岡のお店ですが、東京で出張的なイベントをやっていたのでそれに参加いたしました。いつか店舗行ってみたいな。
ちなみに、このイベントに前述の増田担と行ったのですが、ノープランで来たわたしに対してその方が「宇宙Sixのインクをつくろうと思ってるんですよ」*4と言っていたのでわたしもつくることにしました。試し書きの段階しかみてませんが、同じお題でも結構違う色になりましたよ。お披露目会がたのしみ!おたくとシェアする喜びもまた、インク沼の心地よさです。
宇宙Sixイメージインク【Asterisk】
LECIPE*NAPLES BLUE① VAMPIRE RED① GRAY FLANNEL①
深い青緑。単独クリエ一発目のAsteriskがとっても衝撃的で、あのときのうつくしい青と緑をずーっと追いかけているのですが、そのイメージインク。ほんとに綺麗な景色だったのにちゃんとした景色を鮮明には覚えていなくて、だからあくまでイメージ。アスタリスク、6本の放射線からなる星印、これだけで宇宙Sixにぴったりな気がしてならないし、これを単独一発目に持ってきた宇宙Sixさんはどんだけ天才なのかと……おっと、またクリエについて語ってしまった失礼……*
宇宙Sixの「宇宙」の色ってどんなかな?っていつも思うのですが、まだまだ宇宙Sixを見る回数が少なくて、彼らもこれからどんどん色を形を増やしながらいろんな姿を魅せていくのだと考えると、きっと宇宙Sixインクはバージョン2とか3とかになっていくんだろうなぁ…笑
ところでこのインク、リンク記事にある妹の「夜の海インク」と配合はほとんど同じなのですが、1色違うだけでかなりテイストが変わるのが、インク沼の深く抜け出せないところですね。VANPIRE REDというダークな名前に惚れました。They武道から続いて宇宙Sixも、キラキラなんだけどちょっと悪役っぽい感じも似合うな、ってところが好きです。
***☆***
以上です。いかがでしたでしょうか。鼻息荒めに語ってみましたが、もうぜったいぜったいこれやってるのわたしだけじゃないと思うんですよ……隠れてないで出ておいでなさいませ……!!みんなが思う「彼の青」知りたいです!!!待ってます!!!!
そして、もしこの記事を読んで、いいなぁ~とか、これはイメージ違うでしょー!って思った方がいましたら、ぜひご自分でも作ってみてください!軸は1000円から楽しめます!そのへんのご案内は他の方に任せるとして!(こら~~)
万年筆と文房具についてはまだまだ語りたいネタがたくさん~!いつの間にか集まった宇宙っぽい文房具とか、絶賛収集中の宇宙Sixイメージ万年筆とか*5……またお付き合いくださいますと幸いです♡
みんなでレッツ万年筆ライフ!おしまい。