雑記の表紙はグリーン

ジャニオタ備忘録(語るタイプ)

I realize, I feel dreams.

佐久間大介くん、22歳のお誕生日おめでとうございます。

そして、同じ世界に生まれてくることができて、心からしあわせに思います。

 

21歳の佐久間くんをどれだけ見ていられたかというと、ほんとうに少しだけだったのだけれど。どんなときも佐久間くんはキラキラ輝いて、まぶしくて、まっすぐと前を見つめていた。シーリングライトを浴び、きらめきを漆黒の瞳にちりばめ、佐久間くんの目の中にはいつも小宇宙が広がっている。そこに秘められた無限のパワーたるや、いつだってわたしたちを魅了し続け、虜にする。

21歳の佐久間くんを初めて見たのはたしか神宮外苑花火大会、野外会場だった覚えがある。水色の衣装を身にまとったSnowManが客席を分断する花道を颯爽と歩く、その最後尾に佐久間くんはいた。西日がいい感じに傾き始めた夏の夕方。自然の光に包まれた佐久間くんは、突然、宙を舞う。目を見開くほどの華麗なアクロバットは、万物の美を集めたかのように華麗で。鮮烈に脳に刻まれていて、わたしはもうすぐやってくる夏の空気を感じながらそれを思い出す。ああ、佐久間くんはなんて綺麗なんだろう。SnowManが歩いた道をSnowManの佐久間くんがキラキラで飾る。残り香のように、残像のように。アリーナから上がった歓声をわたしは忘れない。佐久間大介くん、きみはすばらしい!

滝沢歌舞伎で見た21歳の佐久間くんは、わたしの知っている、でも知らない佐久間くんだった。ため息が出るほどの妖艶さ、涙がこぼれるほどの力強さ、笑みを禁じ得ないほどの愛らしさ。全部知っていた気がするのに、知らない男のようにどんどんと成長していく佐久間くんの魅力は天井知らずだ。仕方ない、瞳に小宇宙を持っている人なのだから。十兵衛という、新しい役を演じた21歳の佐久間くん。もっと芝居が好きになったと語る佐久間くんが演じた十兵衛が好きだった。盗賊稼業で擦れた心の持ち主だった十兵衛が義経に心を打たれ、忠誠を尽くし、最後は義久として義経の為に散る。強くも儚い運命を、佐久間くんが作り上げたのだ。台詞が無い中での呼吸の詰め方、指先に灯った感情、どれをも拾わせて十兵衛を魅力的に仕立て上げていく佐久間くんの演技力は評価されるべきものだろう。…いや、評価などという言葉でくくるのはよくない。佐久間くんは、人の心を揺るがし感情をこぼさせるほどの力を持った素晴らしい役者だった。十兵衛が義経と出会い家来にしてくれと頼むまでの場面を見て、わたしは滝沢歌舞伎で佐久間くんがはじめて役をもらったときのことを思い出していた。あの豊田郷の五郎は、人形のようで、三郎の影でおどおどとしていた。それがほぼはじめて演技を経験した佐久間くん、実力があるとは言えないが選定した演出陣にとって光るものがあったのだろう。そんな、置物みたいだった佐久間くんが、2014年の義経という世界の中で、十兵衛という人間として生き様を見せつけていた。人間の成長はおそろしく、また素晴らしい。佐久間くんの成長もまた、おそろしいまでの魅力となって舞台に輝く。

 

21歳の佐久間くんに、滝沢くんの言葉が降り注ぐ。

ダンスも演技ももっといろんなことをさせたい。でも岩本や深澤がいると前に出ようとしない。

同じ舞台を踏む演者として、一番近くで見守ってくれる先輩として、そして演出陣として。様々な立場からモノを見ている滝沢くんに欲を見出される佐久間くんは限りなく魅力的な人間であることが確かだ。賛辞と叱咤、どちらも21歳の佐久間くんにはどう響いたのだろう。わたしは、遠くからそれを見守るファンでしかないが、どんなポジションにおいても全力で役割を全うし期待以上の成果を見せる佐久間くんが好きだ。自分が!とばかりに前のめりにならず、その場にふさわしい花を咲かせる佐久間くんが好きだ。でも滝沢くんの言うようにそれが課題ならば、佐久間くんが『前に出る』ようになったら、どれだけ素晴らしい人になってしまうのだろう?今だって十分素敵なのに。まだまだ伸びしろのある、未来を抱く人。

 

さぁ、今日からは22歳の佐久間くん。初めまして。わたしは22歳の佐久間くんに出会えたこの季節に感謝します。佐久間くんが今までに歩んできた21年のすべてを抱きしめて、22歳という新しいフィールドで力強く羽ばたき、輝いてくれることを期待します。どこまでも限りないこの奇跡を見せてくれて、ありがとうございます。それは、生まれてきてくれたことへの感謝でもあります。

お誕生日、ほんとうにほんとうにおめでとう。「奇跡」、その名も、佐久間大介!